コーヒーが飲めて雑貨が買える自転車ショップ「RATIO &C」

 

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車や自転車が多く行き来する外苑西通り沿い。ガラスのファサードが目を引く「RATIO &C」外観

 

外苑西通りに2015年11月末にオープンした「RATIO &C(レシオ・アンドシー)」は、「自転車と」あらゆるライフスタイルとをつなぐコミュニティ&スペース。普段この界隈を自転車で移動する人々とローカルコミュニティを育みながら、シティバイクの愉しさを世界に向けて発信するブリヂストンサイクルによるコンセプトショップだ。

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ショップの軸となる「BRIDGESTONE NEOCOT」は、自転車のフレームに長く使われてきた鉄素材「クロモリ」の弾性・しなやかさを最大限に生かしつつ、最小限の軽さと最大限の強度を持たせるようブリヂストンサイクルが1992年に開発したクロモリフレーム「NEOCOT」採用の機種。

144通りのカラーパターン、ハンドルの形も5パターンを用意。埼玉県上尾にある自社工場で熟練の職人が一本一本仕上げる手作りのフレームを、店内で一台ずつ組上げて完成させるという、マニアにとってはたまらないカスタムが実現できる。

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「BRIDGSTONE NEOCOT」販売価格:約15万円~30万円

 

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店の一番奥にあるスペース。購入した自転車はここで組み立てられる。専属のスタッフが常駐してメンテナンスなどの相談にも応じてくれる

 

店名の“RATIO”は「比率・割合」の意。“&C”は、「~と自転車」を意味している。職人技のもとに絶妙な比率で生み出される「BRIDGESTONE NEOCOT」を主役に据えつつも、提案するものは自転車のみならず。

ショップでは自転車と一緒の生活に“あったらうれしい”をテーマにセレクトしたコーヒーミルやカフェ用カップ、旅行にも便利な時計、照明、バスケット、コンテナなどインテリアまわりのものや、ステーショナリーやモバイル関連、自転車に乗る際に便利な小物やスキンケアアイテムにいたるまでを独自の視点でラインナップ。もちろんすべて購入することができる。

 

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また、店内には東京・奥沢にある人気コーヒーショップ「ONIBUS(オニバス)」が手がける「RATIO Coffee & CYCLE(レシオ・コーヒーアンドサイクル)」も併設。ここでは日々厳選した3種類程度の豆を用意し、農園それぞれの個性を最大限引き出したスペシャルティコーヒーを提供する。サードウェーブ好きに支持されるONIBUSが厳選する豆そのものも、奥沢でその日焙煎したものが購入できるのも嬉しい。

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意外やサードウェーブコーヒーが皆無のこのエリアに誕生した「RATIO Coffee & CYCLE」。店内にはPC作業やちょっとした打ち合わせ、ブレインストーミングに活用できる空間も。新たなるコーヒープレイスとしても評判だ

 

店内の壁面には木毛セメント板、(「RATIO Coffee & CYCLE」の)カウンターやカフェテーブルには積層した杉の無垢のブロック、そしてモルタルの床。“見えているパーツがそのまま機能”である自転車に着想し、内装には素材そのものの見え方が=デザインと機能につながるマテリアルを採用。建築家の柴田祐希氏と長岡勉氏が手がけた空間からも、同店ならではのユニークなアイデンティティがうかがえる。

 

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店内に展示される8台の「BRIDGESTONE NEOCOT」の中から好みの1台を選んで30分無料で試乗できるレンタルサービスも開始されたので、実際に乗ることでとことん自分好みの(自分に合う)自転車選びも可能。2月16日(火)~4月16日(土)の期間、このレンタル希望者には試乗後「RATIO Coffee & CYCLE」のコーヒー1杯サービスの特典も。ぜひこの機会に訪れてみてはいかがだろう。

photo: Kenta Hasegawa
「RATIO &C」
東京都渋谷区神宮前3-1-26
03-6438-1971
11:00~20:00 水曜日休
http://ratio-c.jp

 

(文/松浦 明)

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