2019年で創立40周年を迎えるステュディオ・ダ・ルチザン・インターナショナル。ジーンズの聖地と呼ばれる岡山県倉敷市発のブランドで、日本で初めて高価でヴィンテージ感あふれるセルビッチデニムを発売したことでも知られています。
そんなステュディオ・ダ・ルチザンが40周年記念アイテムの最後を飾るジーンズとしてリリースしたのが「40th EARTH JEANS」。“そのまま土に還るモノ作り”をコンセプトに、すべてを天然素材のみで作り上げた一本です。
生地には「FOX COTTON」を使用。これは、アメリカの昆虫学者が現代に蘇らせた約5000年前の綿で、遺伝子組み換えや品種改良が行われていない原種だそう。この綿を、農薬を一切使わない完全有機栽培で生産し、糸としてつむぐ所からオリジナルで制作しています。
そして、タテ糸は、石油由来の合成インディゴではなく、無農薬で栽培された徳島の「蓼藍(タデアイ)」を使用した阿波正藍で染色。熟練の職人によって多大な手間をかけて染められた生地は、深い藍色と不均一で自然な風合いが特徴です。
縫製にはポリエステル糸を使わず、染色していない綿100%の糸を使用。さらに、通常は金属製のリベットを糸のみで補強し、自然由来のウッドボタンを採用するなど、徹底的に人工物を使わずに仕上げられています。
シルエットは、同ブランドが80年代に発売した人気のセルヴィッチジーンズ「DO-1」を再現したレギュラーストレートです。
限定250本の発売で、シリアルナンバーとBOXを付属して、価格は3万8800円(38、40サイズは4万800円)。12月中旬より発売予定です。
少しでもエコに興味がある人なら注目したい、究極の一本ですね。
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(文/&GP編集部)
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