ブランドのオーナー兼アートディレクターであるSIMON MAZZUCATOは、「LOCKMAN」や「TENDENCE」などのデザイナーとして活躍した後に、自らの名を冠した「マッツカート」を立ち上げました。
そして、2017年に「RIM(RIVERSE INDUSTRIAL MOVEMENT)」コレクションを発表。タイヤホイールをモチーフにした個性的なデザインだけでなく、その機構も特殊で、約260ものパーツを用いており、時計の両面それぞれに独立したムーブメントを搭載することで、3針とクロノグラフという別の機構を持たせることに成功しました。
とくに、リューズガードを外すと文字盤を180度回転でき、文字盤を切り替えられるというアイデアは大きな話題を呼びました。
「RIM SPORT MONZA」はその「RIM」コレクションの最新モデルにあたります。フォーミュラーマシンをイメージしており、ブルーやイエローなど鮮やかな色を混ぜ合わせたカーボンコーティングが特徴的。また、ダイヤパターンのラバーブレスレットを採用したことにより、従来のコレクションよりもレーシーなデザインに仕上がっています。カラーバリエーションはイエロー、グリーン、オレンジ、ブルーの全4色となっています。
ケース径は48mm、ケース厚も19.6mmと大きく目立ちやすいため、存在感のある独創的なデザインをより際立たせてくれます。
裏側がスケルトン仕様になっていてムーブメントの機構が見えるという腕時計はよくありますが、裏側も別ムーブメントの時計になっているという変態時計はこのモデルくらいではないでしょうか。個性を求める人にはうってつけの逸品です。12月23日現在、プリンチペプリヴェ公式オンラインストアにて販売中です。
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(文/&GP編集部)
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