■「エヴァ箱根補完マップ」でスタンプラリー
2009年に箱根町では「エヴァ箱根補完マップ」を配布し、エヴァンゲリオンを取り入れた町おこしに力を入れてきましたが、今回そのマップが復活。劇中の風景と実際のスポットを参照できるマップのなかに、スタンプラリーの台紙枠がついています。
今回のスタンプラリーでは、対象エリアが御殿場、三島まで拡大。スタンプが設置されている場所は14カ所。参加には「箱根フリーパス」「海賊船・ロープウェイ1日きっぷ」、訪日外国人専用の「箱根鎌倉バス」、「富士箱根パス」のいずれかを購入し、スタンプラリー台紙配布場所で対象チケットを提示することで、台紙を入手できます。
スタンプラリーの期間は1期と2期に分かれており、それぞれ達成するともらえるグッズが異なります。1月10日から3月31日までの1期では、5個の達成でオリジナルステッカー、全カ所達成でオリジナルクリアファイルがもらえます。2期の景品は現在「作戦会議中」で、内容は公表されていません。
ちなみに、新宿発で「箱根フリーパス」を使ってスタンプをコンプリートするモデルコースとしては、エヴァンゲリオンコラボを実施している小田急ロマンスカーに乗り小田原駅まで向かい、小田急箱根登山線の風祭駅近くにあるスタンプポイントからのルートが紹介されています。
■「ロンギヌスの槍」は箱根強羅公園内に設置
箱根強羅公園の噴水の奥にあるのが、「ロンギヌスの槍」。実はこれ、東京スカイツリータウンにて展示されていたもので、こちらに移設されています。箱根強羅公園もスタンプラリーのポイントになっているので、東京で出合えていない人はぜひこちらに。ただし、箱根強羅公園には入園料550円がかかるのでご注意を。公式サイトのWeb限定クーポンを使えば、大人料金が500円になりますよ。
■箱根小涌園ユネッサンでは温泉のコラボや限定メニューが登場
日帰りアミューズメントスパ「箱根小涌園ユネッサン」でも、館内デザインをはじめ、さまざまなコラボが実施されます。3月31日までは、「セカンドインパクトの湯」として屋外のウォータースライダー「ロデオマウンテン」と洞窟風呂がセカンドインパクトで真っ赤に染まっています。こちらではスタンプは館内に設置されていますが、入場料が必要なエリアの外になります。
2020年4月1日から6月30日の期間には「L.C.Lの湯」に変更。エヴァ搭乗時に必須の液体L.C.Lを再現すべく、鋭意開発中のようです。
また箱根小涌園ユネッサンの3つのレストランでは、各キャラクターをイメージした限定のドリンクやフードが提供さます。
■他にもさまざまな場所がエヴァ化
「エヴァンゲリオン × 箱根 2020 MEET EVANGELION HAKONE」のイベントスタートのテープカットに登壇した箱根町長 山口昇士氏によると、今回のプレスプレビューで公開された場所以外にも、公用車や自動販売機のデザインにもエヴァンゲリオンが取り入れられており、さらに現在改修中の金時公園の公衆トイレもエヴァ化され、2月中旬にも使用可能になるとのこと。
さらに芦ノ湖名物「箱根海賊船」をステージに、エヴァンゲリオンのテーマソング「残酷な天使のテーゼ」を歌う高橋洋子さんによるライブショーや「ヤシマ作戦」を模した花火や光を駆使したライブショー「エヴァンゲリオン×箱根2020 高橋洋子スペシャルライブショー on 芦ノ湖~ヤシマ作戦~」が3月28日と5月23日に入場無料で実施の予定となっています。
前回箱根を訪れたのは、2019年8月でした。その後、箱根町は、台風19号の被害により、2020年1月時点でも箱根登山線もまだ一部区間が不通が続いています。また箱根登山バスも運休している区間があるなど、まだまだ復興半ばの印象があります。そのため、観光面で少しさびしい状況にあるのは否めませんが、エヴァンゲリオンイベントをきっかけにたくさんの人が訪れ、盛り上がることに期待したいところです。
>> エヴァンゲリオン×箱根2020 MEET EVANGELION HAKONE 特設ページ
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(取材・文/北本祐子)