2020年の完全ワイヤレスはノイキャン対応が主戦場に【CES2020】

米国・ラスベガスで行われた世界最大級の家電見本市「CES 2020」。オーディオ関連の製品を見ていくと、パーソナライズと立体音響、そして完全ワイヤレス製品の新潮流が見えてきました。

▲2020年1月7日~10日、アメリカ・ラスベガスで開催された

 

■立体的な音や個人に合わせた音のカスタマイズで空間を再現

立体音響の代表がソニーの出展していた“360 Reality Audio”。昨年の出展は耳型をカメラで撮影して最適化するヘッドホンリスニングでしたが、今年はワンボディで立体音響を再現するワイヤレススピーカー、およびサウンドバーによる空間再現に進んでいます。ソニーによるCES2020最大の出展となった電気自動車の試作車「VISION-S」も前方の座席で“360 Reality Audio”を再現と、空間を越えた音場の再現はサウンド進化の新たなテーマとなります。

▲日本でもAmazonMusicHDで配信中の“360 Reality Audio”

▲部屋の音響特性を計測し、ワンボディで立体音響を再現

▲電気自動車の試作車「VISION-S」も対応

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