「Galaxy S20」は、6.2インチの有機ELディスプレイを搭載。64メガピクセルの望遠カメラを含むトリプルカメラを搭載しています。
ひと回り大きい「Galaxy S20+」は、6.7インチの有機ELディスプレイを搭載。Galaxy S20と同じ3眼カメラにTOFカメラ(深度計測用)を加えた、クアッドカメラを搭載しています。
最上位モデルの「Galaxy S20 Ultra」は、6.9インチの有機ELディスプレイを搭載。背面カメラは4眼で、メインカメラには108メガピクセルの高画素センサーが採用されています。
Galaxyは海外では、すでに5G対応モデルをリリースしていますが、Galaxy S20シリーズは全モデルが5Gに対応。日本でも今春から5Gの商用サービスが始まるので、いち早く5Gにつながるスマホとして発売されることが期待できそうです。
■動画撮影時にベストショットも残せる「シングルテイク」
Galaxy S20シリーズの最大の特徴はカメラです。実機にいち早く触れた筆者が気に入ったのが「シングルテイク」という新機能。縦向きで最長10秒の動画を撮ると、そこから抽出されたベストショットや、エフェクトが加えられたショートビデオなど、最大14の静止画と動画が自動生成されるんです。
「Instagram」の「ストーリーズ」に投稿する動画を撮りたいが、同時に写真も撮っておきたい。運動会で頑張る子供の姿を撮りたいが、動画で撮るべきか、写真で撮るべきかを迷う。そんなときに、迷うことなく、どちらも記録に残せるわけです。意図せずして、家族や友人に見せたくなるような写真や動画がレコメンドされることもあるはずです。
「シングルテイク」はアウトカメラで撮影する場合は、複数のカメラが使われて、シーン判別に基づいて、おすすめの写真や動画に自動的に編集される仕組みとのこと。ちなみに、インカメラでも利用できるので、ショートビデオを共有する「TikTok」との相性も良さそうです。
■大は小を兼ねる!? 8Kと108メガピクセルのメリット
Galaxy S20シリーズのカメラには、もうひとつ大きなアドバンテージがあります。なんと最大30fpsの8Kビデオを撮影できるんです。
8Kで撮った動画を、そのままの画質で再生するには8Kディスプレイが必要。ですが、Galaxy S20シリーズで撮った8Kビデオの出力を検証済みなのは、サムスン製のテレビのみとのこと。
たとえ8Kテレビを持っていなくても、8Kで撮れることにはメリットがあります。8Kビデオの撮影中に、8K画質の写真も撮れます。撮影時だけでなく、ビデオの再生時にも8K写真のキャプチャが可能。説明員いわく「8Kビデオのファイルサイズは1分あたり約300MB」とのことなので、ストレージ残量を気を付ける必要はありますが、「とりあえず動画を撮っておいて、後で写真に残したい場面をキャプチャ」といった使い方もできます。
最上位モデルとなるGalaxy S20 Ultraのクアッドカメラは、メインカメラに108メガピクセルのセンサーを採用しています。これによって、拡大しても鮮明な画質が得られることはもちろん、48メガピクセルの望遠カメラとの組み合わせで、最大100倍のズーム撮影も実現しています。
ほかに、3モデル共通の特徴として、ディスプレイのリフレッシュレート(駆動速度)が従来比2倍の120Hzになっています。ゲームを楽しむ人には、より魅力を増したと言っていいでしょう。
バッテリー容量は
・S20 4000mAh
・S20+ 4500mAh
・S20 Ultra 5000mAh
いずれもIP68の防水・防塵に対応し、ワイヤレス充電にも対応しています。カラバリは、S20がCosmic Gray、Cloud Blue、Cloud Pinkの3色。S20+がCosmic Gray、Cloud Blue、Cosmic Blackの3色。そして、S20 UltraがCosmic GrayとCosmic Blackの2色。ただし、販売する国やキャリアによって異なるそうです。