■折りたたみ新モデル「Galaxy Z Flip」は約15万円
発表会の冒頭でいきなり紹介されて、歓声が湧いたのが「Galaxy Z Flip」。昨年10月に日本でも発売されて大きな話題となった「Galaxy Fold」に続く、折りたたみスマホの第2弾です。
「Galaxy Z Flip」は、折りたたみ時は手のひらに収まるほどのサイズですが、開くと約6.7インチの縦長スクリーンを搭載したスマホに。縦に開く仕様なので、ガラケーを使っていた世代には、斬新さの中に懐かしさを感じるかもしれません。
角度を自由に止められるので、卓上に置いて撮影したり、ビデオ通話をしたりと、臨機応変に使えることが魅力。折りたたんだ状態でも、小さいカバーディスプレイで通知や現在時刻などを確認でき、セルフィーを撮ることもできます。
「Galaxy Fold」は横開きスタイルで、閉じた時でもスマホとして使えて、開くと約7.3インチのスクリーンをタブレットのように使えるというコンセプトでした。同じ折りたためるスマホとは言え、「Galaxy Z Flip」と「Galaxy Fold」の使い勝手はかなり異なります。
なお、「Galaxy Z Flip」は5Gには対応していません。背面カメラも超広角(12メガピクセル)+広角(12メガピクセル)のデュアルカメラです。ハイエンド向けのCPUを搭載していますが、スペックは「Galaxy S20」シリーズより低めです。とはいえ、一歩先を行く先進性や人とは違う特別感を味わい人には見逃せないモデルとなるでしょう。
いずれのモデルも、日本での発売は未定(2020年2月11日現在)。ですが、日本で発売中の機種の後継モデルなので、発売を期待してもいいと思いますよ。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。