Chromecastはデザインを一新
「Chromecast」は、テレビのHDMI端子に接続すれば、スマホやタブレット、パソコンのコンテンツがテレビで楽しめるデバイスです。
2014年5月に初代モデルが登場し、今回が第二世代。デザインは丸く、コンパクトに一新され、HDMIケーブルが背面にマグネットでくっつきます。カラーはレモネード・コーラル・ブラックの3色展開です。
Android / iOS の「Chromecast」アプリにより新機能の「Fast Play」が提供されており、再生したいコンテンツをスマホやタブレットで選択すると、コンテンツがクラウド上から直接テレビに送られます。そのため、手元の端末の電池が消耗することなく、Chromecastの利用中もメールや通話などをすることができます。
Chromecastには「YouTube」や「Netflix」「Hulu」「GyaO」、「U-NEXT」「dTV」「ビデオパス」など数千種類の対応アプリが用意されています。Chromecastアプリでは、YouTubeでトレンドになっている動画や動画ストリーミングサービスで人気のストーリーが確認でき、そこから個々のアプリが起動できるので、いちいちアプリを探す必要がありません。
Cast非対応のアプリの場合は、スマホやタブレット上の画面をテレビにミラーリングで表示することも可能です。また、「ゲストモード」を使えば、家族や友だちが同じWi-Fiネットワークに接続していない状態でもChromecastを操作できるので、それぞれのスマホやタブレットをコントローラーにして、ゲームをプレイすることもできますよ。
プレイできるゲームは「Anfry Birds Friends」や「ファイナルファンタジーXIII Google Cast Edition」(近日公開)など。とくに、RPGとして初めてCast対応したファイナルファンタジーには注目です。
価格は4980円で、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、楽天などで発売しています。また、Googleストアでは2月19日から発売開始。KDDIが運営する「au WALLET Market powered by LUXA」では、Chromecastとビデオパス(90日間)をセットで特別価格で買えるキャンペーンもスタートしています。
音楽・音声専用のChromecast Audioが登場
「Chromecast Audio」は、音楽、音声専用のChromecastです。
付属の3.5mmケーブルを手持ちのスピーカーのAUX端子につなげると、スマホやタブレットで再生中の音楽やラジオなどをWi-Fi経由でストリーミングできます。RCA、光デジタルでの出力にも対応しています。
Wi-Fiネットワーク内のデバイスであれば、ペアリングをしなくても使えるので便利。「Google Play Music」や「AWA」「KK BOX」などの音楽アプリに対応しています。「マルチルーム」機能を使えば、接続されているすべてのスピーカーをグループ化できるので、家中のスピーカーに音楽を一度にCastすることもできます。
Chromecastと同様、価格は4980円。ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、楽天などで発売開始しており、Googleストアでは2月19日から発売します。
自前のテレビやスピーカーに接続するだけでiOS、Androidに関係なく使えるChromecastとChromecast Audio。両方揃えても1万円でお釣りが来る、お得感満載のデバイスです。
(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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