アウトドア調理器具のパイオニア「GSI OUTDOORS」が創業当時から取り扱う普遍的なホウロウ食器シリーズ「エナメルウェア」に、3月下旬より新色の「黒」が登場。光沢感のある黒のエナメルコーティングが、キャンプ料理を華やかに彩ります。
ところで、この「ホウロウ(琺瑯)」って、一体どんな加工方法なのか、ご存じですか? ホウロウとは鉄やアルミ二ウムなどの金属材料に、シリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼きつけたもの。その歴史は古く、なんと紀元前から使われていたといわれています。あのツタンカーメンの黄金マスクにもホウロウ加工が施されていたのだとか。ホウロウって、すごい…。
中身が金属のため、熱伝導率が高く、放熱性に優れ、熱に強く、直火、オーブンでの使用も可能。しかも耐久性に優れ、雑菌が繁殖しづらいなど、とにかくアウトドアにピッタリ。1985年に創業した「GSI Outdoors」も、ホウロウのエナメルウェアの販売からスタートしました。
「エナメルウェア」は、厚い鉄板にホウロウ加工が施され、700℃以上の熱処理を2回行うことで、より強固に美しく仕上がっています。欠けやすい縁は、ステンレスで強化。伝統的なみかげ石模様からインスピレーションを受けたデザインで、アウトドア用キッチンウェアとして不朽の地位を築き上げました。
クラシックな仕上がりと美しい色合いで、欠けたり傷がつきにくいなど、アウトドアにピッタリな「エナメルウェア」。ホウロウの魅力を今一度、再認識してみてはいかがでしょうか。
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(文/&GP編集部)
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