パーツ数は全部で201点。ニッパーとドライバーとハサミだけで作れるという「サイボーグハンド」。その可動する仕組みは“水圧”です。各指は水圧シリンダーとつながっていて、動かしたい指のフックを引っ張ると指パーツが曲がり、元に戻すと指パーツも戻る仕組みになっています。
電気式ではないので、その動きは驚くほどスムーズ。まるで自分の指がサイボーグになったような気分に。もちろん物をつかんだり(約600gまで可能)、指にかけたり(約60gまで可能)と、本物の手のように操れます。
またパーツの位置を変えることで右手用、左手用どちらにもでき、サイズ調整機能も付いているので、子どもだけじゃなく大人の手にもフィットさせられます。
対象年齢は10歳以上で、工作時間の目安は3時間です。
同じく4月17日に発売になるのが「メカクリッパー」(4840円)です。これまで数々の電子工作キットを発売してきたエレキット史上最高難易度と言われるほどの高レベル。
いわゆるロボットアームなんですが、動力はモーター1つ。これにギアを組み合わせ、ベース部分、ヒジ部分、肩部分、グリッパー(つかむ部分)の4カ所を動かせるという驚異の性能。操作はベースに付いた2つのジョイスティックで行います。
総パーツ数は310点。ネジだけで50本と聞いただけで組み立てが大変そうですが、その分、作り上げて動いた時の感慨は大きいこと間違いなし。もちろんグリッパーで物をつかんで持ち上げられる(約50gまで)ので、クレーンゲームのように楽しむことだってできます。
「サイボーグハンド」と同じく必要な工具はニッパー、ドライバー、ハサミだけ。対象年齢は10歳以上で、工作時間の目安は4時間となります。
プログラミング教育が話題になっていますが、実際に自分で組み立てて、ギアなどを組み込んでいくことで動く仕組みを考えられる組み立てキット。イラストや説明文が書かれた説明書を読み込むことで、図を読解する力も養われます。
プラモデルのように作るだけじゃなく作ったあとも遊べる、大人も子どもも勉強になって楽しめる工作キットですね。
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(文/&GP編集部)
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