イマドキのビジネスマンに、熱中できる趣味は必須である。青山あたりのトライアスロンクラブに顔を出してみればよく分かる。バリバリの社会人トライアスリートは、皆決まってビジネスでも成功している。つまり、趣味に熱中すればビジネスでも成功するのだ。
とまぁ、これは言い過ぎかもしれないが、生活にハリも出来るし、何かと良い影響を与えるのは間違いない。そこで、新たな趣味として「天体撮影」を提案したい。
まず、赤道儀という聞きなれない名前の製品だが、これは夜空の星をより美しく鮮明に撮影するためのものである。天体は非常に暗いため長時間露光をする必要があるのだが、地球は回転しているので星の位置が変化する。すると、星が「点」ではなく「線」になり、夜空一面流れ星状態の写真になってしまう。
そこで活躍するのが赤道儀。地球の自転に合わせて動いてくれるので、赤道儀にカメラを載せて撮影すれば星がキレイな「点」になるのだ。天体撮影にチャレンジするなら、ぜひとも手に入れておきたいギアである。
スカイメモSなら、恒星以外の月などを撮影するための追尾モードや、星景写真(地上の景色と星空を同じフレームに収めた写真)対応などと幅広い場面で活躍してくれるため、様々な撮影のパターンを試しながら、自分好みの撮影スタイルを確立していくことができるだろう。しかも調整が簡単で、エントリーモデルとして申し分ない。
ひと昔前は、天体撮影はそれなりの知識、技術が必要な趣味だった。だが、現在は技術革新が進んでおり、素人でも手が出しやすい製品が続々と登場している。敷居の高かった天体撮影も「ちょっとやってみようかな」で始められる時代になったのだ。
外には出たいけどスポーツは好きじゃない、大自然と触れ合いたい、癒やされたい。
そんなあなた、この夏は天体撮影お勧めです。
(文/太田史郎)
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