まずニキシー管とはなんぞや? という人にざっくりと説明を。これは1950〜60年代に普及した数字表示器で、構造としてはネオン管や真空管に近いもの。ガラス管内部に配置した電極に一定以上の高電圧をかけると、電極の周囲のガスが発光、数字や文字などの情報を表示できるという仕組みです。現在実用としてはほとんど使われていませんが、暗がりに浮かび上がる光は幻想的でロマンチック。特にニキシー管を使った置き時計は、レトロな魅力でいまなお人気を集めます。
さすがにこの時計をニキシー管から作ろうとしたらかなり大変。だったら似たイメージの時計をLEDで作ってみよう!ということで発売されたのが今回のキット。作り方を簡単に説明すると、まずメイン台座にLED基盤を取り付け、次に台座上に乗せる各パーツを組み立てて、数字パネルを差し込んでいきます。
底板にメイン基板とボタン基盤を取り付けてケーブルを配線したら、最後にケースを組み立てて完成。制作所要時間は2〜3時間程度、はんだ付けなど特別な道具や技術も不要です。
完成サイズはW328×H79mm×D89mm、電源はUSB経由で駆動します。数字が刻まれた6枚のアクリルパネルが底面から照らし出され、ニキシー管風のぼんやりとした光がデジタルで時間を表示。発光色や点灯パターンは6種類から選択でき、好みに合わせてさまざまな表示モードが楽しめます。他にバックアップ用のボタン電池CR2032、また完成後の設定用にWindows10搭載PCもしくはMacが必要です。
>> ドスパラ「DIYニキシー管風 RGB LED組み立て式置き時計キット DN-915964」
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文/&GP
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