「魚味膳」に魚の切り身の皮の面を下にして置き、蓋をしてレンジで加熱。目安としては、サバの切り身一枚なら700wで約3.5分、鮭の切り身一枚なら700wで約4分。両面焼きなので途中で魚を返す必要もなく、あっという間に焦げ目のついた焼き魚が出来上がる。
秘密は、容器内側の黒い部分。これは、遠赤外線の出やすい特殊な発熱材料を配合したシリコンで、電子レンジのマイクロ波を吸収すると発熱する仕組みとなっているのだ。これにより、容器内部全体が発熱し、グリルと同じ状態になる。
220度以上の高温で魚の表面を一気に焼き、遠赤外線で内部にも素早く熱を伝える。密閉されているため蒸し焼き状態になるうえ、溝に余分な脂が流れ出ることにより、パリッとふっくらヘルシーな焼き魚が出来上がるというわけだ。
1952年(昭27)に工業用ゴム製品販売店として創業したヒラタが、長年の経験を生かして開発したこの特殊シリコンは特許取得済み。シリコンなのでお手入れも簡単で、落としても割れない点も便利。焼き魚だけでなく、あさりの酒蒸しや豚の生姜焼き、鶏のから揚げなどの応用メニューのレシピ付きで、レパートリーが広がりそう。
カラーは「オレンジ/イエロー」「ブラウン/オレンジ」「イエロー/グリーン」の3種で5122円。
(文/&GP編集部)
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