都市を走るシティランナーたちがウエアに求めるのは、街中を走っていても浮かないスタイリッシュなデザインと、タウンウエアならではの機能性だろう。
- スマートフォンやミュージックプレーヤーを収納しやすい。
- 小銭や家のカギを入れておくスペースがある。
- アウターであれば、防風性や防水性はありながらムレず、衣服内が暑くならない(私は走っている途中で脱ぐのが面倒くさいので結構大事なポイントです)。
- 脱いだ後には簡単にコンパクトになる。
このあたりを気にする人は多いと思う。
では、SALOMONの「168」コレクションはどうだろうか。
今回試してみたのは「JP C168 SHELL JACKET」。PERTEX SHIELD®+(パーテックスシールドプラス)という軽量性と防水透湿性に優れた素材が使われている。ジップ部分もしっかりと防水機能があるのは高ポイントだ。
左胸のポケット内部には、スマートフォン用のストレッチポケットが装備されている。iPhone6とXperia Z3で試してみたが、どちらもしっかりと収納できた。もちろんコードを逃がす穴もあり、アウターの内側にはコード用のポケットも付いているので、長過ぎるコードがダラダラと垂れて衣服内で擦れるということもない。
着用感はどうか。着心地は軽く、腕を振る際に生地が突っ張るなどのストレスはない。このあたりは、SALOMONがトレイルランニングで培ってきた技術が活かされているのだろう。立体成形で作られたフードはとても被りやすく、脱げづらい。風雨はバッチリとシャットアウトしてくれ、透湿性も満足できるレベルだった。これは梅雨時期にも活躍してくれるに違いないし、かなり便利な一着だ。
さすがSALOMON! このシェルジャケットはかなり欲しい!
SALOMON
JP C168 SHELL JACKET M
4万6440円
(文/神津文人)
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