腰パッド開発にあたっては、まずはどこに・どの方向から・どれだけ荷重がかかっているのかを正確に調べるため、なんと荷重の測定装置から開発! 外部協力を得て、ロボットハンドの指などに使われている触覚センサを応用し、身体接触部分の荷重を包括的に計測できるウエアラブルセンサを開発したそう。この測定装置の開発だけで実に1年6カ月かけたというから、開発への本気度が伝わります。
そして開発された新構造「ランバームービングシステム」は、通常のビジネスリュックを進化させました。まず両肩への荷重は、背面がフラットなリュックに比べて平均13.7%軽減。荷重のピークで15.5%軽減します。肩の負荷を減らしてくれます。とくに、PCなどを持ち歩くテレワーク時には助けになってくれそうです。
また、骨盤に合わせて腰パッドが動くので、腰との接地面がこすれることがなく、生地の摩耗量が94.4%軽減します。もうスーツの擦れを気にしなくても大丈夫!
加えて出っ張った背中と腰のパッドによってリュックと背中の間に空気の通り道が確保され、背部の放熱性が20.5% 向上します。スーツに汗をかくのは嫌なものですが、これなら不快感も軽減されますね。
そんなビジネスリュック「EVL-3.5LP」は、32×45×16cmの「62018」(2万9000円/税別)、33×47×17cmの「62019」(3万円/税別)の2サイズで展開。長年の悩みを解消してくれそうですね!
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文/&GP
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