背面に搭載されたクアッドカメラは、超広角(約1200万画素・F値2.2)+広角(約1億800万画素/F値1.8)+望遠(約4800万画素/F値3.5)+ToF(深度測位カメラ)という構成です。光学10倍ズームで撮影でき、光学TOデジタルとAI処理を組み合わせた「スペースズーム」で最大100倍での撮影を実現しています。
■100倍ズームで撮ってみた!
その100倍ズームをいち早く試してみました。望遠カメラに切り替えると、画面に「10×」「30×」「100×」といったアイコンが表示され、それをタップするだけで瞬時にズームアップできる仕組みです。もちろん、ピンチ操作や画面に表示されるスケールをなぞって細かいズーム倍率を設定することもできます。高倍率で撮る場合、ズームアップしている位置がわかるガイドが表示されるのも便利です。
100倍にすると、さすがに画質が粗くなりますが、肉眼では見えない文字をくっきり捉えることができました。写真を撮るためには30倍くらいまでが実用レベルという印象ですが、それ以上の高倍率も、望遠鏡の代わりとして役立ちそうです。
ちなみにインカメラは約4400万画素(F値2.2)。シングルレンズですが、画角は広角と標準の切り替えができるようになっています。セルフィーを撮ることが多い人はもちろん、ビデオ通話やオンライン会議などでも活躍してくれそうです。
■大容量メモリ&大容量バッテリーも魅力
CPUはSnapdragon 865(2.8GHz×1コア + 2.4GHz×3コア + 1.7GHz×4コア)。RAM(メインメモリ)は12GB、ROM(内部ストレージ)は128GBという、超パワフルな使用です。さらに最大1TBのmicroSDカードも装着できるので、高画質の写真や8K動画などをたくさん保存したい人にも安心です。
ディスプレイは約6.9インチの有機ELで、解像度は3200×1440ドット。映像コンテンツやゲームを楽しむにも最適です。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちにも期待できます。
■auの5Gスマホのラインナップは全8モデルに
Galaxy S20 Ultra 5Gの発売によって、auの5Gスマホのラインナップは全8モデルへと増えました。そのうち3モデルがGalaxy S20シリーズで、画面サイズやカメラ性能、価格などを比べて自分に最適なモデルを選べます。
Galaxy S20 Ultra 5Gが最も高性能なモデルであることは言うまでもありませんが、その分、サイズが大きく、重さも約222gとそこそこあるので、購入を決める前に実機に触れることをおすすめします。また、おサイフケータイに対応していないことも、S20/S20+との差分です。おサイフケータイ機能を欠かせない場合はS20+を選ぶべきでしょう。
せっかく5Gのスマホを買うのだから、一番いいのが欲しい! という人は、auショップや量販店などに行ってみてくださいね。なお、取り扱い店舗が限られているので、事前にauのホームページで確認することをおすすめします。
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取材・文/村元正剛
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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