もちろん日本でも人気は高い。特に1990年代中頃から2000年代前半にかけてのストリートファッション全盛期には、多くのスニーカーファンから支持された。
「Japan Suede Sakura(ジャパン スウェード サクラ)」と名付けられた今モデルは、淡い桜色のアッパーが最大の魅力だろう。桜の花びらから抽出した天然色素をベースに丁寧に染色されたスウェードは、天然染色が主体ゆえに時間の経過とともに色が薄れていくという。“桜”らしい、儚く情緒的な経年変化を楽しむことができる。これはまさに大人のための一足と言えるのではないだろうか。
細身のシルエットに上質なスウェードをまとった「Japan Suede Sakura」は、もちろん日本製。シュータンの裏にはMade in Japanのレザーパネルがつけられている。
発売は3月25日(金)。限定店舗での展開となるとのこと。桜の季節の本命スニーカー、発売が楽しみだ。
(文/神津文人)
カルチャー誌ファッション誌、モノ誌とメンズ誌の編集部を渡り歩いてフリーランスに。現在はフィットネス関連、スニーカー関連を中心に雑誌やWebメディアで執筆中。『青トレ:青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)にも携わった。
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