スタジオモニターヘッドホンといえば、ビクタースタジオでも使われる「HA-MX10-B」が知られているが、今回の新作はハイレゾ対応な上に、ビクタースタジオが開発指揮をとった力作。実際のレコーディングにも使えるプロ仕様だ。
「HA-MX100-Z」は、新開発の「デュアル・クリアバスポート構造」によって低音再生力を強化。また、従来モデルをさらに進化させた「モニタードライバーユニット」を搭載したうえ、スタジオエンジニアによる実聴評価を繰り返し、ハイレゾ音源の高い再現性を実現した。
実際に使用する機会を得たが、さすがプロ仕様。スタジオの違いやマイクの違いによる音の変化まで、くっきりと立体的に聴き分けることができた。プロのエンジニアが使えることをクリアしたというクオリティを実体験することができた。
スタジオエンジニアのノウハウを余すとこなく生かしたこのヘッドホン、他社のハイレゾ対応ヘッドホンに比べても入手しやすい2万4800円という価格も驚きだ。ビクタースタジオでもこのヘッドホンを大量に導入するため、高いよりも安くていいモノをつくることを真摯に追求した結果だ。
ビクタースタジオでも導入されるプロ仕様のハイレゾ対応ヘッドホン。間違いなくオススメしたい。
(文/&GP編集部)
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