登山用テントには大きく分けて、シングルウォールとダブルウォールのふたつのタイプがあります。一枚布のシングルウォールは手早く設営できる反面結露に弱く、インナーテントにフライシートを重ねるダブルウォールは結露に強い一方、重くかさばるという難点が。ベテランハイカーなら目的地やコンディション、他の荷物とのバランスを考えて選ぶところですが、入門者が最初の1張を手に入れるとなれば、やっぱり決めあぐねますよね。
こうした悩みに応えるのが、今回発売の「Papillon All-In-One」です。軽く設営しやすいシングルウォールテントですが、フロントの出入口とベンチレーション部分に通気性・撥水性に優れたモノフィラメントを採用することで、不快な結露の浸透を抑制。さらにフライシートと連結した専用フットプリントや脱着可能な前室もついており居住性も上々。快適な室内で、疲れたカラダをゆっくり休ませられます。
使用時のサイズは全長220cmで高さ100cm、幅はフロント部134cmでリア部が110cm。大人ふたりがゆったりくつろげる広さで、ソロでの使用なら手荷物を収納する余裕も十分ありそうです。
一方収納時には14×40cmまで小さくなり、重量はフルセットでも1.88kg、最小構成なら1.21kgという軽さです。モノフィラメントはそれ自体が水分を含むことがないため、撤収後のテントが結露で濡れて重くなるといった心配もなし。
登山のベースキャンプからライトなアウトドアレジャーまで、ひとつあれば幅広い用途に使えそう。発売は8月28日です。
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<文/&GP>
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