イタリア語で「早い」という意味もある“エスプレッソ”が、街のバール(喫茶店)で提供され始めたのは1900年代のこと。当時は蒸気が直接コーヒーに触れてしまうことで、苦くて雑味のあるコーヒーしか作れず、評判は決して良くなかったそうです。また、バールに設置しているコーヒーマシンの多くは店のオーナー手作りのマシンで、圧力の微妙な調整など、マシンを操作する熟練した技術を要したことから、エスプレッソを淹れるバールの職人=「バリスタ」という職業が誕生したといわれています。
そんなコーヒーの歴史を大きく変えたのが、後のエスプレッソマシンメーカー「GAGGIA(ガジア)」の創設者となるアキーレ・ガジアです。圧力をかけて熱湯をコントロールすることにより、クリーム状の泡が表面に浮かぶ“クレマ”のある良質なエスプレッソが生まれました。
GAGGIAは2018年秋から日本でも本格的なエスプレッソマシンを発売しています。その中で、自宅やオフィスでも気軽に楽しめるエスプレッソマシンが欲しいという声があり、そして誕生したのが、エントリーモデルとなる小型全自動エスプレッソマシン「BESANA(ベサーナ)」(想定価格:5〜6万円前後)です。
幅は295mmと一般的なエスプレッソマシンと比較してコンパクト。色は落ち着きのあるブラック。
エスプレッソマシンというと、複雑な操作と多くのボタンが扱いづらいという印象を持つ人もいると思われますが、使用するボタンは主にふたつ。コーヒーボタンを押すだけで、満足感の高いエスプレッソを簡単に抽出できます。また、スチームノズル(パナレロ)が標準装備されているので、カフェラテも楽しめます。
簡単な操作でエスプレッソを楽しめる「BESANA」。日本上陸が楽しみです。
>> GAGGIA
<文/&GP>
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