昨年リリースした「Mu-so」は横長タイプのオールインワンスピーカー(H122×W628×D256mm)。その機構を踏襲した「Mu-so Qb」の最大の特長は、なんといってもそのコンパクトさ。 W218 x H210x D212 mmのキューブ型で5.6㎏と、持ち運びできるサイズ感となった。余分なものを削ぎ落としたシンプルな形とブラックのカラーは洗練されており、部屋のどこに置いても違和感がない。
BluetoothやWi-Fi経由でスマホやタブレット端末、パソコンとの接続が可能、ハイレゾ音源にも対応している。
そして肝心のサウンドもなかなか。「Mu-so」と同じく32ビットデジタルシグナルプロセッサーを搭載。この小さなボディに、マイクロファイバードームツイーター2基とミッドドライバー2基(各50W)、カスタムメイドのウーハー(100W)をぎゅっと詰め込み、最高のサウンドを訴求するため、個々のスピーカーの角度を細かく調節した。
総出力は300W。コンパクトなサイズからは想像できないほど、迫力満点の低音を実現している。その実力は確かなもので、発売に先立ち実施した、欧州で最も評価の厳しいオーディオ誌『What Hi-Fi』の製品評価では、最高評価の5つ星を受賞した。
マルチルーム機能付きで「Mu-so Qb」と「Mu-so」を最大5台まで接続可能。Naimのアプリを使えば、同じ曲を別の部屋で聴くことも、それぞれで違う曲を聴くことも可能だ。
価格は13万5000円。3月下旬に全国量販店、オーディオ専門店、Appleストアなどを中心に発売開始。ブルー、レッド、オレンジに着せ替えできるオプショナルグリルも発売予定。
(文/&GP編集部)
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