アッパーに搭載された円盤状のダイヤルを回すことで、内蔵されたワイヤーがアッパーを締めつけ足にフィットするという仕組みだ。この機能が発表されたのは1991年のこと。
1992年のバルセロナオリンピックで金メダルを獲得したハイケ・ドレクスラーや、1993年シュツットガルトで開催された世界陸上の110mハードルで優勝したコリン・ジャクソンらが、ディスクシステムを搭載したスパイクを着用。その革新的なデザインと機能性は多くのスポーツファン、シューズフリークを魅了した。
その誕生から25周年を迎える今年、軽量でシンプルに生まれ変わったディスクシステムを搭載したランニングシューズ、「プーマ イグナイト ディスク」が登場した。
実際に足を入れてみる。ディスクを回す前からかなりフィット性の高さが感じられる。選ぶサイズにもよるかもしれないが、ディスクで微調整をするといったイメージ。ディスクを時計回りに回すと中足部を中心にフィットが高まる。足がシューズに包まれているような感覚だ。
ミッドソールには、プーマが誇る最新フォームであるイグナイト フォームとフォーエバー フォームを採用。高いクッション性と、優れた反発性、そして安定性をシューズにもたらしている。
他のイグナイト シリーズ同様、気持ちのいいランニングを楽しむことができるし、近未来感のあるルックスはランニングへのモチベーションを高めてくれるはずだ。
価格は1万5984円。
(文/神津文人)
カルチャー誌ファッション誌、モノ誌とメンズ誌の編集部を渡り歩いてフリーランスに。現在はフィットネス関連、スニーカー関連を中心に雑誌やWebメディアで執筆中。『青トレ:青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)にも携わった。
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