折りたたみ時は2.7インチの「クイックビューディスプレイ」を利用でき、かかってきた電話に応答したり、受信メールを確認して返信したり、音楽再生などの操作ができる仕組み。クイックビューディスプレイには、あらかじめ「カメラ」「メッセージ」「計算機」「Keep」「Googleニュース」「Googleホーム」「YouTube」がプリセットされていて、さらに自分がよく使うアプリを素早く起動できるようにカスタマイズもできます。
■開くと6.2インチのワイドスクリーン!
開閉は片手ででき、オープン時の画面サイズは6.2インチ。画面アスペクト比は21:9で、縦向きではウェブ閲覧やマルチウィンドウが使いやすく、横向きにするとワイドな画面で映像コンテンツを楽しめる趣向です。
razrの初代モデルは、折り曲がるところが気にならないほどフラットになることに驚きましたが、新モデルは初代モデルユーザーからフィードバックを受け、さらにヒンジ部の強度を高めたとのこと。モトローラの調査によると、razrのユーザーは平均で1日に40回開閉し、ヘヴィユーザーは100回も開閉するそう。新しいrazrは最大20万回の開閉に耐える設計で、毎日100回開閉したとしても、5年以上使い続けられる計算です。
■48メガピクセルカメラで自分撮りも楽しめる!
カメラの性能も初代モデルから大きく進化を遂げました。初代モデルのアウトカメラは16メガピクセルでしたが、新モデルは48メガピクセルで、4つの画素を組みわせて効率よく光を取り込む「クアッドピクセルテクノロジー」を採用。F値は1.7で、光学式手ブレ補正にも対応しています。
また、折りたたみ時も開いた時も高画素のアウトカメラで撮影できることがアドバンテージ。クイックビューディスプレイを見ながら、手軽に自撮りを楽しめます。
さらに、オープン時に使える20メガピクセルのインカメラも搭載。ビデオ通話やグループでのセルフィーに利用できます。
■コンパクトボディを維持しつつ5Gに対応!
5Gに対応したことも大きなセールスポイント。一般的に5G端末は、より多くのアンテナを内蔵する必要があり、電池消耗が激しく放熱にも配慮しなければなりません。そのため4G端末よりも大きくなりがちなのですが、razr 5Gは、前モデルよりバッテリー容量を増やしつつ、本体サイズのコンパクト化を実現しています。
OSはAndroid 10。CPUはSnapdragon 765Gなので、ハイエンドではないものの、ミドルレンジの最上位クラスと考えていいでしょう。メモリ(RAM)が8GBで、内部ストレージ(ROM)も256GBとたっぷり。ただし、microSDは装着できません。nanoSIMは1枚しか挿せませんが、eSIMにも対応し、nanoSIM+eSIMで2回線を同時に使用できます。
カラーバリエーションは、Polished Graphite、Liquid Mercury、Blush Gold の3色から選べます。
日本でいつ頃に発売され、どれくらいの価格になるかは未定。されど、ガラケーのRAZRの愛用していた人や、とにかくカッコいいスマホが欲しい! という人は発売を待つ価値はあるでしょう。モトローラ・モビリティ・ジャパン様、早期の日本発売をお願いしますっ!!
>> モトローラ
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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