「PasocomMini PC-8001」は、手のひらにのるほどの超ミニサイズ。2019年9月に、国産8ビットPCの代表モデル・NEC「PC-8001」の40周年記念モデル購入キャンペーンのプライズとしてデビュー。その精巧さが元パソコン少年の間で評判を呼び、めでたく単体発売の運びとなったもの。
キーボードこそ動きませんが、見た目はまんま「PC-8001」。サイズは実物のおよそ1/4で、キー配置や色、バランスなど、細部に至るまでじつに精巧に作りこまれています。
内部にはRaspberry Pi Zero WHを搭載しており、背面のmicroUSBをつかって手持ちの電源とキーボードをつなぎ、miniHDMIで外部モニターにつなげばホンモノのPCとして動かせるようになっています。
特に話題を呼んだのは、当時実際に組み込まれていたMicrosoftの「N-BASIC Ver.1.1」が実装されていること。当時PC雑誌に掲載されていたプログラム(なんてモノが雑誌の付録に付いていた時代があったんですよ)を打ち込めば、当時とまったく同じように動かせます。また、テープに保存されたプログラム(そんな時代があったんです)を変換できるエミュレータ機能も搭載しています。
そしてもうひとつ大きな魅力なのが、当時「PC-8001」に搭載されて人気を博した数々のゲームが同梱されているということです。
「PasocomMini PC-8001」には、発売当初より『平安京エイリアン』などの名作ゲームが収録されていましたが、今回の無料アップデートによって遊べるゲームは全21タイトルに。
追加タイトルは『スーパーギャラクシアン』『ラリーX』『ディグダグ』で、いずれも元々はナムコのアーケードゲームだったのが、80年代になって「PC-8001」向けに移植されたもの。
当時を知るアラフィフ世代の元パソコン少年なら懐かしさに思わず落涙。知らない世代は斬新な感覚に驚くはず、ゲーム好きなら触れてみる価値大アリです。
©HAL Laboratory, Inc. ©1979-2019 Microsoft ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
<文/&GP>
【関連記事】
◆'80年代の8ビット最新鋭PCが手のひらサイズになって登場!
◆我が子に持たせるならタフに扱っても平気なPCがいいかもね
◆顔認証、Wi-Fi 6対応のスリムノートで仕事がはかどる!
- 1
- 2