まずはざっくりスペックから説明していきましょう。本体は、グリップ部分16mm径、長さ約14cmのペンタイプで、重さは約60gという超スリム設計。本体上部には側面3つ、天面ひとつと計4つのレンズを搭載しています。
内蔵バッテリーで稼働する充電式で、解像度は静止画で5760×2880、動画は3840×1920/30fps/約45Mbps。撮影データは、本体内蔵のメモリーに保存され、メモリー容量は14.4GB。静止画なら約1500枚、動画なら約30分のデータが保存できるようになっています(ただし動画1本あたりの記録時間は最大30秒)。
抜群の軽さとコンパクトさはもちろんですが、特筆すべきは洗練されたデザインと操作のしやすさ。本体を操作するボタンは、電源ボタンとシャッターボタン、それに写真/動画モード切り替えボタンの3つだけ。電源を入れれば即座に起動、煩わしい待ち時間なしにいきなり全天球撮影がスタートできます。
面倒な設定を行うことなく撮影できるフルオート機能もついているから、「これは!」と思った瞬間サッと取り出し、サクッと撮影。難しそうに感じていた全天球撮影が、この1本でいきなり身近に楽しめるというわけです。
専用アプリを使えば撮影データのスマホ転送も簡単だし、エフェクト編集やSNSシェアも自由自在、シンプルな操作で全天球撮影をカジュアルに楽しめます。ボディカラーは光沢を抑えたゴールド、思わず美容家電と見まごうおしゃれなデザインは、華やかなパーティシーンにも似合いそう。
「一見カジュアルに見せかけて、なんだかスゴそう…」と思っていたら、それもそのはず、この「IQUI」を開発したベクノスとは、あの「RICOH THETA」の開発にプロジェクトリーダーとして携わった生方秀直氏が自らCEOを務めるリコー発のスタートアップカンパニー。練り上げられた設計も完成度の高さも納得です。
>> ベクノス「IQUI」
<文/&GP>
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