「モンブラン ヘリテイジ ハイアーティストリー エジプトマニア」はツタンカーメン王の石棺を彷彿とさせる独特の八角形の形状を組み合わせています。これは、古代エジプト文明に世界中が魅了されていた1920年代に発売となった、モンブランの「エジプシャン万年筆」から受け継いだ形状です。
また、筆記具本体が宝物のように精巧な石棺の中に収められており、石棺を開閉するための特別なキャップ機構が付いています。「リミテッドエディション1」と「リミテッドエディション5」の石棺のキャップトップは、王と女王の王冠を飾る蛇形記章(ウラエアス・サーペント)に着想を得ています。
力と王族の象徴であるコブラと、古代エジプトの宗教における不死と再生の象徴であるスカラベが飾られています。石棺のキャップには「モンブラン」という言葉を表す象形文字(ヒエログリフ)で装飾されているのもポイントです。
「リミテッドディション1 トレジャー」(190万ユーロ)は宝石で彩られたエジプトの王と王妃の石棺にインスパイアされた万年筆。サファイア、ラピスラズリ、エジプトのターコイズといった、3種の青い宝石が組み合わされており、ツタンカーメン王の墓で発見された青い蓮の花をモチーフにしています。ツタンカーメンのデスマスクのあごひげにある青いストライプとして、青いサファイアがボディにセットされています。
「リミテッドエディション1 ファラオ」(160万ユーロ)は、古代エジプトの豪奢な芸術やオブジェに使用されている色にちなんだ、各種の貴石とイエローゴールドを組み合わせています。
「リミテッドエディション5」(55万ユーロ)は、ツタンカーメン王の伝説的なハートスカラベをベースにしたデザインで、カラフルな石の繊細な象眼細工が施されています。
「リミテッドエディション10」(20万ユーロ)は、ツタンカーメン王の黄金の狩猟用ナイフの鞘など、彼の墓で見つかった遺品にインスパイアされた複雑な文様と、第19王朝(紀元前1300年ごろ)で王家の書記をつとめたフネフェルの「死者の書」の一節から引用したヒエログリフに覆われています。
「リミテッドエディション72」(5万9000ユーロ)は、ソリッドイエローゴールド、スターリングシルバー、カーネリアン、ターコイズ、ラピスラズリの組み合わさったボディで、古代エジプトの芸術性と伝統が感じられる1本です。
古代エジプトの息吹が感じられる高級万年筆で、3000年以上前の時代に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
>> モンブラン
<文/&GP>
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