鍋料理やホットプレートなど、卓上調理をした時のにおいは案外と残るもの。これは調理によって室内に飛び散る油分が原因だ。「クーキレイ」は、こうした油分やにおいを本体下部から吸引し、内蔵する独自の4層フィルターによって空気をろ過することで、においは80%、油分は95%をカットするという。
照明部の光源にはLEDを採用。光量を段階的に調整できる調光機能と、電球色と昼白色とを自在に切り替えられる調色機能の搭載で、シーンや好みに合わせて使い分けられる。通常の引っ掛けシーリングがあれば簡単に取り付け可能で、特別な工事も不要だ。
開発・発売を行うのはレンジフードの国内トップシェアを誇る富士工業で、「BE」以外にも様々なデザインと素材感がそろう。照明と空気清浄機という思いがけない組み合わせは、調理時に発生する室内の空気の動きや油煙の性質を知り尽くしている同社ならではの発想と技術といえそうだ。
デザインを手がけたのはグッドデザイン賞審査員としても知られる実力派プロダクトデザイナー廣田尚子氏で、本製品ではiFデザイン賞、レッドドットデザイン賞プロダクトデザイン部門を受賞している。カラーはホワイトとブラックの2色で、価格は6万3720円。
(文/&GP編集部)
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