■高画質トリプルカメラで自分も撮れる
ZenFone 7シリーズ最大の特徴は、電動で180度回転するフリップカメラ。前モデルでは2眼でしたが、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素)の3眼へと進化しました。
超広角カメラは113°の視野角を撮影でき、望遠カメラは光学3倍ズームで撮影できます。なお、上位モデルのZenFone 7 Proの広角カメラと望遠カメラは光学手ブレ補正に対応しているので、夜景を撮ったり、動きながら動画を撮ったりするときに力を発揮すること請け合いです。
作例を撮った日は好天に恵まれなかったのですが、それでも明るくクリアな色調で撮影でき、夜景もきらびやかに撮れました。
フリップカメラの利点は、前方に向けて自分撮りにも使えること。旅行先などで背景を広く写したい時、大人数で撮影したい時などに重宝しそうです。ある意味、最も高性能なインカメラと言えるかもしれませんね。
筆者は普段、自撮りをする習慣はないのですが、それでもフリップカメラは便利だと感じました。なぜなら、どんなアングルでも楽な姿勢で撮影できるからです。例えば、高いところにあるものを撮影する場合、スマホを高く構えなくても、カメラの向きを調整するだけでベストアングルを探せます。使い続けているうちに、お気に入りのアングルができそうですが、それを保存して、ワンタッチでその角度にすることもできます。
フリップカメラはパノラマを撮るときにも活躍します。一般的に、パノラマ撮影は、スマホをゆっくり水平に動かして撮影しますが、ZenFone 7では、カメラが自動で回転しながら撮影し、ナチュラルにつながったパノラマ写真が合成されます。
動画は、4Kはもちろん8K画質での撮影にも対応。撮影中にフリップカメラを動かして、自分に向けるなど、他のスマホにはできない撮影が行えます。最近、流行りのVlog(動画のブログ)をやっている人は、撮影がはかどるような気がします。
なお、フリップの強度が気になる人もいるでしょうが、最大 20万回のフリップに耐えられ、毎日100 回の開閉をしたとしても5年以上の耐久性で確保しているそうです。