「PowerShot ZOOM」は、“遠くのモノを大きく見る”という望遠鏡の機能と、“見たままの姿を記録に残す”というデジタルカメラの機能を1台で実現できる、望遠鏡型デジタルカメラ。
本体サイズは幅33.4×奥行き103.2×高さ50.8mmで、重さは約145g。手のひらに収まるコンパクトボディに、有効画素数約1210万画素の1/3型 CMOSセンサーを搭載、35mm換算で100mm/400mm/デジタルズーム800mmという超望遠撮影を実現。静止画のほかに、フルHD(1920×1080)での動画撮影にも対応しています。
全体のデザインはあくまでシンプル&ミニマムにまとめていますが、片手で握りこんだまま直感的に操作できるよう、各種ボタンをファインダーの上下にまとめてレイアウトするなど、計算された操作性も魅力です。
ズーム切り替えもボタンひとつでできるから、例えば、スポーツ観戦なら、引いた画面で試合全体の流れを追いかけつつ、気になるシーンではファインダーをを覗いたままズームアップ、なんて使い方が可能。AFや手ブレ補正機能もズームの切り替えに応じて即座に追従、切り替えごとに自動でピントを合わせてくれるのは、単純に双眼鏡として考えてもかなり便利さを実感できるはず。
さらに、Wi-FiとBluetoothにも対応しており、スマホアプリとワイヤレスで連携させれば撮影画像のスマホへの転送も簡単。スマホ画面でライブビューで確認しながらの撮影も可能です。
ちょっとだけ気になるのがバッテリーの持ち。フル充電の状態での映像表示時間は約70分で、撮影可能枚数は約150枚、動画撮影時間約60分(1回の撮影可能時間は9分59秒)。スポーツ1試合をまるまる撮影といった用途には不向きかもしれませんが、「試合の要所要所で選手の細かいプレーをチェックしたい」といった使い方なら役立つことは請け合いです。
旅行やアウドドアなど、ちょっとしたお出かけでのお供にポケットにぽいっと入れておけば、役立つシーンはかなり多そう。発売は11月中旬を予定しています。
<文/&GP>
【関連記事】
◆ペン型なら全天球写真の面白さを身近にしてくれるかも!
◆手ブレ防止はカメラだけじゃない!双眼鏡にだってあると有効です
◆フェスやコンサートに行くなら持っておきたい眼鏡OKな双眼鏡
- 1
- 2