異素材使いを得意とするウブロらしいベルルッティとのコラボ

互いに卓越したクラフツマンシップを有するふたつのブランド、そのコラボレーションが始まったのは2016年のこと。これまでのモデルでは、ベースモデルとして「クラシック・フュージョン」がセレクトされていましたが、今回発表の新モデルでは、初の取り組みとして「ビッグ・バンウニコ」がチョイスされています。

真っ先に目を惹くのは、やはりダイアルに用いられたベルルッティ伝統のヴェネチアレザー、そしてフェイス中央に覗かせるムーブメントです。思いきったデザインを手がけたのはベルルッティのクリエイティブディレクターであるクリス・ヴァン・アッシュ、2枚のサファイアクリスタルでレザーを包み込み、さらに初の試みとして内部に潜ませた自社製クロノグラフキャリバー・ウニコの歯車が見えるよう大胆にカットアウトしています。

またもうひとつ新たな挑戦といえるのが、「ビッグ・バン」の大きな特徴である幅広ベゼルにもレザー素材を配していること。これまでのコラボモデルでは、レザー使いはダイアルとストラップのみにとどまっていましたが、今回のモデルでは土台となるブラックセラミック製ベースに、接着硬化樹脂を用いて厚さ約1mmのレザーパーツをはめ込み、それを時計のケースにネジ留めするという方法で、ベゼル部分にもレザーをあしらうことに成功しています。