頑丈さや耐久性という観点から、選ばれることが多いのがスチール製鍛造ペグ。タフな性能は確かに大きな魅力だけど、唯一の難点が重さです。スチール鍛造ペグ1本あたりの重さはおおよそ180〜190g前後。1本だけならそこまで気になりませんが、必要なペグの数は一般的な3〜4人向けテントでも10数本、グループキャンプなどでもっと大きなタープを張るならさらに大量のペグが必要になります。仮に30本持っていくとすれば、ペグだけで5〜6kgにもなるという計算!
これはいかにもツライ、ということで開発されたのが、「Alumi Forged Anchor 30」。自動車のホイールを手がける工場で製造された、業界初のアルミニウム素材を使用した鍛造ペグです。
サイズは汎用性の高い30cm。クリート結びも可能な碇型デザインで、打ち込みやすさを考えてヘッド部分はフラットに設計されています。一方、ペグ全体は楕円柱状にデザインすることで、いったん地面に打ち込んだあと回りこむことのないよう工夫されています。
気になる本体重量は、同サイズのスチール製ペグのわずか38%にあたる70g、これなら仮に30本用意しても2kgちょっとという軽さです。さらに、固い岩やアスファルトにも打ち込めるという驚きの強靭さは、鍛造加工ならでは。長く使うことを考えればサビに強くメンテナンスしやすい点も大きなメリットだし、万一キャンプでの使用中に折れた場合は無償で交換してくれるというから、その自信の程は推して知るべし。
4本1組でのセット品のほか、1本(941円)からでも購入できるのは、必要な本数を無駄なく揃えたい人にはうれしい配慮です。
>> 鎌倉天幕
<文/&GP>
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