映像センサーには、新開発の有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを搭載。これに、従来比最大約8倍もの高速処理が可能となった、新画像処理エンジン「BIONZ XR(ビオンズ エックスアール)」が組み合わさることで、最高で30コマ/秒という高速連写を実現(※非圧縮/ロスレス圧縮RAW撮影時は非対応)。
高画素のカメラというとそのデータ量の大きさから高速連写性能は10〜20コマ/秒あたりが一般的ですが「α1」では、さらなる高画素と高速連写が両立。AFエリアは撮像エリアの約92%をカバーする759点の像面位相差AFセンサーを搭載。被写体を追いかける追従AF性能も高く、最大120回/秒の演算性能で、AF/AE追随を行いながらの連写が可能となっています。
被写体の瞳を認識する瞳AFは、人物と動物(犬や猫など)に加えて新たに鳥にも対応。検出性能は「α9Ⅱ」との比較で30%も向上。スポーツや動物の撮影でも、決定的瞬間を逃さずに、かつ高画質で撮影可能に。被写体の一瞬の表情をこれまで以上の高画質で収めらえるでしょう。
撮影の確実性や気持ちよさにも関わる電子ビューファインダーは、約944万ドット(Quad-XGA)とクラス最高レベルの高精細OLEDを搭載。動体撮影の際には、フレームレート“HI+”を選択することで、世界初という240fpsもの高速リフレッシュレートで撮影可能(UXGA)。動きの速い被写体でも、タイムラグを極限まで減らし、まるで肉眼のように狙い続けられます。
電子シャッターでは、動体歪みを「α9Ⅱ」との比較で約1.5倍抑えることに成功。また、高速読み出しにより、電子シャッターにおいてもフリッカーレス撮影を可能に。フリッカーは蛍光灯などの周波数による画像への悪影響ですが、電子シャッターでのフリッカーレス機能は世界初の機能とのこと。さらに、こちらも世界初の機能として、1/400秒でのフラッシュの同調撮影が可能になっています。
動画性能においては、ついにαシリーズ初となる8K撮影に対応。4Kでは最大120pのハイフレームレート撮影に対応。4:2:2 10bitのサンプリングにも対応し、撮影後の精密なカラーグレーディングも可能です。
「1」のナンバリングに恥じないハイスペックの数々に、ソニーの技術力を感じる世界初の機能も多数搭載。プロだけに限らず、さらなる高みを目指したいすべての写真愛好家にとって大いに気になる存在となることでしょう。3月19日発売予定です。
>> ソニー「α1」
<文/&GP>
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