海外との行き来が不自由な日々が続いていますが、「ワールドダイバー」の前身である「カレンダーオートオリエントスイマーワールドトリップ」が誕生したのは、日本人の海外渡航が自由化された1964年という記念すべき年。 後継モデルとして1969年に発売の「ワールドダイバー」は、その当時、海外旅行への憧れを象徴する存在になったんだとか。
今回のリバイバルコレクションでは、デザイン違いで4モデルが3月18日より発売。
「RN-AA0E01S」(5万2800円)は、優しいアイボリーカラーのダイヤルで、まさに古地図のような雰囲気も。ベゼルのゴールド(ステンレススチール製・金色めっき)が、真鍮製の羅針盤を思わせる趣もありロマンたっぷり。
「RN-AA0E02E」(4万9500円)はグリーンのダイヤル、「RN-AA0E03L」(4万9500円)はブルーダイヤル。森や海洋をイメージさせるとともに、鮮やかな中心から周囲のブラックへ溶け込んでいくグラデーション、そして特殊加工のレンズ効果により丸みを帯びて見えることで、宇宙に浮かぶ地球の神秘的なイメージを演出。
さらに国内300本という希少な限定モデルとして、1969年のオリジナルモデルを忠実に再現したデザインの「RN-AA0E04Y」(5万2800円)も発売に。大陸はオレンジ、海洋はブルーのストライプ模様に仕上げたなんとも独創的なビジュアルは、いつの時代に見てもかなりのインパクトでしょう。こちらはケースバックにシリアル番号も刻印。
24時間のインデックスもまたユニーク。4時位置の竜頭で内転リングを操作することで、簡易的な24時間表示も可能です。
いずれも仕様は共通で、ケースサイズは縦46.0mm、横43.5mm、厚さ13.9mm。メタルバンドはフィット感のよい無垢バンドを採用。自社製の高精度な自動巻き(手巻き付き)ムーブメントF6922を搭載。オリジナルにはなかった20気圧の防水性能も手に入れ、より使いやすい腕時計に。
腕元を見ればいつでも世界へと思いを馳せる「ワールドマップ」。グローバルな視点が求められる今の時代にあらためて再評価される時計かもしれません。
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<文/&GP>
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