カスタムモデルということで、基本スペックは「PENTAX K-1 Mark II」と同様。約3640万画素のフルサイズセンサーを搭載し、ISO感度は最高81万9200まで対応する高画質。5軸・5段の手ぶれ補正や、防塵・防滴構造も搭載した頼もしいスペックは、利用シーンやフィールドを選ばず持ち出せる高い信頼性を誇ります。
この「K-1 Mark II」をさらに個性的に、ドレッシーに仕上げたのがこの「J limited 01」。まず目を引くのはカメラ上部のトップカバーです。ロボットアニメのような印象もあるクールなフォルムは光の当たり方によってもさまざまな表情を見せてくれます。しかも、このトップカバーは2種類用意され付け替えも可能。
トップカバーBは樹脂製で、そのうえに装着できるトップカバーAはなんと真鍮製。トップカバーを外した状態とトップカバーBには、往年のカメラファンには懐かしいAOCoマークが刻印。ペンタックスの前身である旭光学のロゴが最新のカメラに刻まれるなんて、ファンにはたまらないサービスです。
ウッドグリップにはなんと猟銃メーカーであるミロクが協力。高級車の木製ハンドルなども手がけるミロクの高度な木材加工技術を用い、ウォールナットの削り出しにより製作。職人の手で9層ものコーティングを施し、カラーはモデルごとに2色用意。“Red SP”は手吹により美しいグラデーションが楽しめ、“Sumi Black”は奈良の老舗、墨運堂の高級墨を用いて染色され、黒銀色の発色が深い味わいを見せます。
グリップやボディの周囲にはディンプル・ラバーグリップを採用。カメラでは一般的にシボ加工が主流の中、このディンプル・ラバーグリップでは一味違った高級感が漂います。
レンズを装着するマウント部は、シチズンの表面硬化技術“デュラテクト”にイオン化したチタンとゴールドを用いてなんとイエローゴールドの輝き。ついついレンズを外して眺めたくなりそうですね。
用意されたカラーリングは4種類で、ブラック&ゴールド、ヴィリジアン、スターレットルージュ、LX75 メタリック。
機能面で注目なのが、人気風景写真家の吉村和敏氏、瀬尾拓慶氏の監修により、両氏のカメラセッティングを再現したモード“PH-mode Yoshimura” “PH-mode T.Seo”が登録されているということ。風景撮影の際にはプロのノウハウが詰め込まれたこのモードにしておけばまず間違いナシでしょう。
そして、忘れちゃいけないのがこのカメラが、 “一眼レフ”であるということ。ミラーレスが主流となってきた今なお、電子ビューファインダーではなく、光学ファインダーにより被写体のありのままを捉え続けることへのこだわりを貫くペンタックスの姿勢と、個性と主張たっぷりのデザインが融合し、まさに唯一無二の存在感。写真仲間と差をつけたいペンタキシアンの方は是非手に入れましょう!
<文/&GP>
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