なお、折りたたんだ状態でも、約2.7インチの「クイックビューディスプレイ」を利用でき、メッセージを確認したり、マップを見たり、写真を撮ったり、音楽を再生したり、ほとんどの機能が使えます。ここにPayPayのQRコードを表示させて決済、といった今時の使い方もできます。
オープン時のサイズは高さ169.2×幅72.6×厚さ7.9mm。折りたたみ式のガラケーがテンキーの部分も含めてフルスクリーンになったような印象です。縦向きでは電話をかけたり、Webをチェックしやすく、横向きにするとワイドな画面で動画やゲームを楽しめます。
カメラは、アウトカメラが4800万画素。4つの画素を1つの画素として使って、効率よく光を取り込むクアッドピクセルテクノロジーを採用。薄暗い場所でも素早くピントが合い、鮮明な画質で撮影できます。なお、アウトカメラは折りたたみ時には自分撮りに使えるので、セルフィーを存分に楽しみたい人にも満足度は高そうです。インカメラは2000万画素で、こちらはビデオ通話に重宝しそうです。
CPUはSnapdragon 765G(最大2.4GHz オクタコア)で、メモリはRAMが8GB、ROM(内部ストレージ)が256GB。最上位の仕様ではありませんが、限りなくハイエンドに近いスペックと言えます。バッテリーは2800mAhなので、5Gスマホとしては少なめです。
ソフトバンク版とSIMフリー版が発売されますが、どちらもスペックは共通。5GはSub6(6GHz以下の周波数帯)にのみ対応し、日本国内の通信事業者が使う周波数帯をカバーしています。ソフトバンク版にはSIMロックがかかっているので、ほかの事業者のSIMで使うにはSIMロック解除が必要です。SIMフリー版はnanoSIMに加えてeSIMも追加でき、2つの回線を同時に使うことができます。
モトローラのスマホには「Motoアクション」という、便利な独自機能が搭載されています。端末をひねってカメラを起動させたり、振ってライトを点灯させたりできるものですが、それらもまるごと継承されています。