ガラケーっぽさが懐かしい!折りたたみ5Gスマホ「motorola razr 5G」まもなく日本上陸!

■手にしただけでわかる上質感

motorola razr 5Gの前に、アメリカでは4Gの「motorola razr」が発売されています。筆者は、海外の展示会でそれに触れたことがあるのですが、懐かしさもあり、同時に近未来感もある使用感にドキドキしました。

満を持して日本に上陸した2代目、通信方式が5Gに進化したrazr 5Gは、ボディの質感がグンと向上していました。メタルとガラスを用いた艶やかなボディは、手に優しく吸い付くようにフィットし、頑丈で上質な素材を使っていることを体感できます。

▲ただ小さいだけではなく、手に馴染むフォルムが魅力

折りたたみ時は、ディスプレイにダメージを与えないかと心配になるほど、隙間なくピッタリと折りたためます。しかし、開くと、折り曲がる場所の凹みなどは見当たらず、フラットなスクリーンを使えます。

▲右側面。ディスプレイを折り曲げているとは思えないほど隙間がない

▲左側面も上下がピッタリと重なる

開閉ボタンは搭載しておらず、片手で持って片手で開けるのが理想的な開き方。ですが、慣れると片手で持って隙間に指先を入れ、端末の上側を跳ね上げるように開けられます。この端末は、友人・知人に見せびらかすには格好の端末です(笑)。買った人は、かっこいい開け方・閉じ方を習得すべきかも。

▲慣れると片手でもスムーズに開閉できる。これはソフトバンク版のホーム画面

▲画面表示を自分好みにカスタマイズできる「My UI」も利用価値が高そう

短い時間ながら、razr 5Gに触れてみて、大きな利点と感じたのはガラケーに近い操作感。開くと縦に長いので、通話がしやすく、片手での文字入力もしやすい印象。デザイン面でのアクセントにもなっている背面の指紋センサーもちょうどいい位置にあります。ポケットに収めやすいので、ワークアウトとの相性も良さそうです。

▲モトローラ端末の象徴とも言える指紋センサーも健在

▲本体を2回ひねるとカメラが起動するショートカットは折りたたみ時にも有効

▲本体を2回振り下ろすとライトが点灯

 

■ソフトバンク版とSIMフリー版、どちらを買うべきか?

ソフトバンク版の価格は19万8000円(税込)で、2年後の機種変更の際に端末を返却する「トクするサポート+」を利用すると、実質9万9000円で購入できます。SIMフリー版は17万9800円(税込・MOTO STORE価格)で、一部の量販店やeコマース、MVNOでも販売予定。いずれも3月下旬以降の発売予定です。

ソフトバンク限定の「motorola razr 5G 発売キャンペーン」も実施されます。発売日から6月30日までにソフトバンクでrazr 5Gを購入し、キャンペーンサイトから応募した先着1000名に、BEAMSがデザインしたオリジナルTシャツがプレゼントされます。

▲ソフトバンク版を購入した先着1000名にBEAMSオリジナルTシャツをプレンゼント

とにかく安く使いたい人には、「トクするサポート+」を利用してソフトバンク版を買うのがおすすめ。早く購入すれば、限定Tシャツももらえます。

デュアルSIMで使いたい人や、毎月の利用料をセーブしたい人はSIMフリー版を選ぶのが賢明。MVNOはIIJmioとQTmobileでの取り扱いが決まっていので、SIMとのセットで安く販売される可能性もあるでしょう。

モトローラのフラッグシップモデルであり、お値段はそれなり。2〜3万円台で買える5Gスマホがある中、かなり高いと言ってもいいでしょう。3眼や4眼が当たり前の中、メインカメラは1眼。おサイフケータイも付いていません。でも、そんなことが些細なことと思えるほど、グサッと刺さったあなたは買うべきかも。

▲発売は3月下旬以降の予定

>> モトローラ

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

【関連記事】

◆通信プラン見直しの好機である今春、iPhone SE(第2世代)は選ぶべき端末なのか
◆約25万円のプロ向けスマホ「Xperia PRO」って何ができるの?
◆定番から個性派まで百花繚乱な2020年を代表するスマホ6選【GP AWARD 2020】

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする