飛行船の優雅な空旅を連想させるツェッペリンの機械式時計

1900年代初頭に現れるや、数々の記録を打ち立てて世界を驚かせた巨大硬式飛行船、ツェッペリン号。1930年代には、ヨーロッパと南北アメリカの間に、定期的な大陸間横断飛行船サービスの運行をスタート。それまで海路に限られていた大陸間の移動において、ツェッペリン号は空路という新たな選択肢を開拓しました。

▲「8422 クロノグラフモデル」(8422-2)

▲「8452 スリーハンズモデル」(8452-5)

今回新たに登場するコレクションがテーマに選んだのは、まさにその大海原をまたいだ優雅な空の旅。セイコーインスツル製NE86搭載の「8422 クロノグラフモデル」(22万5500円)、ETA2824-2/SW200搭載の「8452 スリーハンズモデル」(9万200円)、MIYOTA 9133搭載の「8462 パワーリザーブ表示モデル」(9万200円)、MIYOTA 8217搭載の「8470 24時間表示モデル」(5万3900円)と、それぞれ機能や価格帯を異にする4つのモデルが同時発売されます。

▲「8462 パワーリザーブ表示モデル」(8462-5)

▲「8470 24時間表示モデル」(8470-5)

4モデルに共通しているのは、飛行船のルーフのシルエットをモチーフに、優美なカーブを描いた文字盤とドームガラス。中央から端に向かうに従って緩やかに湾曲するダイヤルに添えられているのは、矢印のような形をした個性的なインデックス。これは、当時の飛行船内部に設えられていた窓の支柱を模してデザインされています。

「8422」「8452」「8462」はアイボリーとブラックの2色展開で(「8470」はアイボリーのみ)、それぞれ30年代当時のラグジュアリーな旅をイメージして選択されたもの。シックな型押しカーフレザーのボリューム感とともに、往時の紳士たちのモダンで洗練された装いを想起させます。

また、アイボリーモデルではダイヤル全体に蓄光素材スーパールミノバを施すことで、暗闇の中での視認性も確保。いずれのモデルとも、背面からそれぞれのムーブメントの確かな営みを覗けるシースルーバック仕様です。

モダンで洗練されたシルエットの中に、どこかノスタルジアを感じさせる個性的なタイムピース。見慣れたスーツスタイルに新鮮な印象を添えてくれそうです。

>> ツェッペリン

<文/&GP>

 

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