日焼け止めは塗るものと信じてここまで生きてきたが、どうやらその限りではないらしい。なんでも飲む日焼け止めは以前からあり、美容業界では当たり前のものとの事。
日焼け止めと言えばコパトーンくらいしか知らない筆者のアンテナに、“飲む日焼け止め”が引っかからないのは無理からぬことではあるが、それにしても周囲で使っている人を見たことがない。あの不快なベタつき、塗るのが大変、後始末も面倒などの苦労から解放され、それでいてUV対策が出来るのであれば、瞬く間に浸透して良さそうなのに。
なぜあまり流通していないのか。その理由のひとつとして考えられるのが、「海外製が主流」という点だろう。海外製のサプリを服用するのは、多くの人にとって抵抗があるのではないだろうか。
特に美容系のサプリは、かつて有害サプリが出回って副作用による被害が多数報告されたという例もあり、手が出しづらかろうと思われる(もちろん日本でたまたま製造、販売されていないというだけで、評判の良い海外製サプリもたくさんあるので誤解なきように)。
その点、この「noUV」は国産である。日本製であればなんでもOKという訳ではないが、少なくとも日本の薬事法、食品衛生法等に則っているはずで、それだけでも使う際のハードルが低くなった。ひとつ試してみようか、と思えるアイテムなのだ。
もしこの”飲む”日焼け止めが安全に、満足のいく効果を与えてくれるのであれば、いずれはビューティマニアのみならず、一般層にも広まることだろう。あのベタベタを塗る作業が回避できるというのは、実に画期的だと、筆者は思うからだ。ぜひ良い結果を見せてもらいたいものである。
仮に優れたサプリと認知されたとしても、体質的に効きやすい、効かないなどもあるだろう。もし使用するのなら、塗る日焼け止めと併用するなど、少しずつ試しながら導入すると良いだろう。
(文/太田史郎)
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