エッジを丸めたデジタルタブレットをイメージしたデザインの「Peper Tablet(ペーパータブレット)」。書きやすい厚みのある紙を採用した全176ページのこのノートに専用ペン「Pen+(ペンプラス)」で書き込めば、そのままBluetoothでペアリングしたスマホなどの端末にデジタル化されたデータが即時に転送される。
その仕組みはこうだ。ペーパータブレットの紙には、韓国のNeoLABConvergenceが開発した特許「Ncode(エヌコード)」技術である細かいドットが施されている。ペン先に赤外線カメラを搭載した「Pen+」で書き込むことで、どのページのどの場所に何が書かれているかを読み取ることができるというわけだ。
この書き込みを、無料専用アプリ「Moleskine notes」で読み込み、「テキスト変換」機能を使えば文字は簡単にテキスト化。さらに端末上でカラーや太さなどを変更したり蛍光ペンで強調するなど、編集や追加、ページの整理などができる。
デジタル化して整理することで、キーワードやタグで検索できるほか、カレンダーからの検索も可能。また、PGNやPDFなどさまざまなファイル形式へのエクスポートや、Google DriveやEvernoteなどのアプリも利用できる。さらには、ペン先のタップひとつでメール共有までできる。これは手書きノートには真似できない便利さだ。
手元で書いているものをリアルタイムでモニターに映し出すことができるので、会議やセミナー、プレゼンテーションなどにも活用できそう。また、オフラインでの筆記をPen+の内臓メモリーに記録(最大100ページ分)し、Pen+とアプリを接続したときにデータを同期することも可能だ。
心地よいグリップ感の「Pen+」は、2時間の充電で連続5時間の使用が可能。インクを使い切ったら、市販の標準タイプの市販のボールペンの替芯と交換することができる。
この新感覚のモレスキンのスマートライティングセット」は2万8188円。5月20日より順次発売予定だ。
(文/&GP編集部)
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