家電にもAIが搭載されるようになって、ますますIT化は進んでいる。しかし、どのような構造や仕組みで動いているのか、購買のための理由から考えても理解できるに越したことはない。そこで先日発表された三菱電機の新型冷蔵庫について、詳細なレポートを紹介しよう。
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三菱電機は2021年4月23日、冷凍冷蔵庫「置けるスマート大容量」シリーズの最新モデル「WXD/WXシリーズ」を発売する。
「置けるスマート大容量シリーズ」は、過冷却技術を応用することによって約-7℃で食品を瞬時に凍結させる「切れちゃう瞬冷凍 A.I.」と、同じく過冷却技術によって約0℃~-3℃でも凍結させない「氷点下ストッカーD A.I.」が売りとなっている。
最新モデルでは冷蔵室や冷凍室、野菜室なども含めた全室に対して、各家庭の生活パターンを分析・学習し、冷却を自動制御する「全室独立おまかせA.I.」を搭載したことで、さらにこれらの機能が使いやすくなった。
さらに、上位モデルのWXDシリーズはWi-Fi接続に対応し、スマートフォンアプリ「MyMU」で外出先から急速製氷機能をオンにしたり、庫内の温度設定を変更したり、離れた家族の使用状況を確認することで見守り機能的に使うこともできるようになった。