当然ながらシングルバーナーのようにガスなどの燃料は必要なし。キャンプ場で拾い集めた小枝をそのまま使えるので、かさばるガス缶を持っていかなくても大丈夫。
「そううまい具合に枝が集まるかな」「湿っていてよく燃えないのでは」という心配はごもっとも。ですがこの「Ember Stove」は、1回の燃焼に必要な小枝の量は15〜20gでOK。これだけでおおよそ10〜15分程度の燃焼が可能。「ちょっと飲み物でも」「カップ麺作ろうかな」なんて時ならこれで十分だし、途中で枝を追加すればもちろん長時間の使用だって可能です。
燃焼床の内側には、着地面とのスキマから外気を取り込むスリットが無数に開けられています。ここから入った空気が熱で暖められることで上方向に導かれ、燃え上がる炎に酸素を供給。限られた燃料をムダにすることなく、効率の良い燃焼が実現できるというわけです。
炎が渦状に燃え上がることで中心部に熱が集中し、強力な火力で食材にも短時間で火を通せます。煙が少なく、燃え残りが少なくて済むのもソロキャンプには大きなメリット。
本体サイズは直径10cmで高さ65mm、収納時には高さ35mmまでコンパクトになります。重さは570g。底部分の内寸は60mmで、一般的な固形燃料も入れられるので、雨上がりなど燃料が確保しにくい時も安心です。
台形を組み合わせた独特のフォルムには安定感があり、シングルバーナーではちょっと不安定なフライパン調理もゴトクいらずで対応可能。ホタテやサザエなど、食材によっては炎の上に直置き、なんてワイルドな使い方もできますよ。
>> GREEN FUNDING「ポケットストーブ Ember Stove」
<文/&GP>
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