一見、昔から変わらないエンジンですが、新型「V85TT」では排ガス規制に対応しつつ性能をアップ。低・中回転域でのトルクが向上しています。
ライディングモードは5種類に。これまでの「ロード」「レイン」「オフロード」に加え「スポーツ」「カスタム」が追加されました。さらにはクルーズコントロール機能も装備で、ボタン1つで速度を維持できます。
そして、オンロード走行に適したチューブレスタイヤを採用することで従来よりも1.5kgも軽量化を実現し、オン/オフ両方でのライダーの快適性を追求。オンロードで長時間、快適に走行できるよう、またオフロードでのスタンディング走行時に動きを妨げないよう設計されています。
また、モト・グッツィのマルチメディアプラットフォーム「モト・グッツィMIA」を利用しスマホを車両と接続すれば、音楽の再生や発信/着信、ナビの操作ができるなど、最新モデルならではの装備も。
「V85TT Travel」(167万2000円)は、さらに充実した装備が魅力です。標準モデルより表面積が6割アップしたツーリングウィンドシールドは、長距離走行の疲れを軽減。両側のサイドパニアは大容量で、左側は27.5リットル、右側は37リットルでフルフェイスのメットも収納できます。それでいて張り出しを抑えたデザインで、スタイリッシュな仕上がりに。
さらには追加LEDライトとグリップヒーターも装備。まさにロングツーリング向きのスペックです。専用カラーの「サッビア・ナミブ」も、ワイルドながら高級感がありますね。
100年の歴史を守りつつ革新も辞さない姿勢。これこそ、モト・グッツィらしさなのかもしれません。
<文/&GP>
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