モノ好きなら見逃せない、ダイソンの新型掃除機「ダイソン V8シリーズ」が本日(2016年5月17日)発表された。発売は5月24日。速報として、前モデルから進化した、注目ポイントを3つお知らせしたい。
1.最大40分にアップした作動時間
従来は最大20分とされていたダイソンのコードレスタイプの掃除機だが、一気に倍に増えている。これは新開発の「ダイソン デジタルモーター V8」と、よりエネルギー密度の高いリチウムイオンバッテリー(ニッケル・コバルト・アルミニウムバッテリー)の採用による。より前モデルのV6モーターより15%パワフルなり、かつ持続時間がアップしている。これは従来モデルを使う人、新たに検討する人どちらにとっても嬉しい進化。
2.ゴミ捨て時の“ゴミ残り”が減少!
従来の機種では、ワンプッシュでクリアビン下部のフタが開き、ゴミを下に落とすことができた。が、ホコリや髪の毛が絡まって、全てのゴミが落とせないこともあった。新型ではゴム製のスクレイパーがゴミを下に落とす機構が追加されている。従来のモデルを使っている人なら、誰もが「欲しい!」と思うはず。実際に使用した感覚では、たしかにゴミが落ちやすくなっている。もっとゴミがたまった場合や、髪の毛の場合はどうなのか、後日改めてレビューを掲載したい。ダイソンのパワフルさは欲しいけど、ゴミ捨て時の“目詰まり”が苦手な人は気になるところだ。
3.ヘッドの交換がラクになった“スムーズフィット”
床面を選ばないマルチな「ソフトローラークリーナーヘッド」以外にも、ハンディクリーナーやフトンツール、隙間ノズルなど多彩な交換用ヘッドが用意されている。従来モデルは男性なら片手で交換できたかもしれないが、手が小さい人だと両手を使う必要があることも。新型ではパイプとヘッドの接続部が見直された「スムーズフィット」を採用。従来のヘッドが使えないのは残念だが、それ以上にヘッドの交換がラクになるほうが嬉しい。
その他の特徴は?
前モデル同様のクリーンな排気
従来モデル同様に、0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%掃除機本体に捕らえ、キレイな空気を排出する特徴は変わらずに採用されている。これまでのモデルチェンジの中でも、今回はより実用性重視の改良の印象が強い。
上位モデルに採用される「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」
4種類のラインナップのうち、最上位機種「V8アブソリュート」には前モデル“フラフィ”に採用される「ソフトローラークリーナーヘッド」に加え、より毛足の長いカーペットやペットの毛などに適した「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」の両方が付属。「V8アニマルプロ」にはダイレクトドライブクリーナーヘッドのみが付属する。下位2機種はソフトローラークリーナーヘッドが付属する。
これまでのダイソン派はより便利に、ダイソン敬遠派はより現実的な選択肢になった印象。後日、体験レビュー記事などでより具体的に紹介したい。
【ダイソン V8シリーズラインナップ】
(文/&GP編集部)