機械式時計が主流だった時代、世界で初めてクオーツウオッチ「アストロン」を開発し、時計業界に大きな影響を与えたセイコー。ゼンマイを手で巻く必要がなく、衝撃に強く、正確な時刻を表示するクオーツウォッチは現代の主流となっています。
そんな歴史に名を刻むセイコーの140周年を記念して誕生した、「Sport Collection クオーツGMT セイコー創業140周年記念限定モデル」。目を引くのは、夜明けに輝く太陽の光を表現したという中央から広がる放射パターンを施したブラックのダイヤルで、ゴールドのGSロゴとともに重厚感を感じさせます。
ステンレススチール製のケースには、耐摩耗性・耐擦傷性に優れたブラックセラミックスベゼルを組み合わせ、シャープな印象をプラス。裏ぶたには、ブランドアイコンである「獅子の紋章」の18Kイエローゴールド製のワッペンをあしらい、限定の証であるシリアルナンバーを刻印しています。
ムーブメントは、年差±10秒という高精度を誇る最新の9Fクオーツムーブメントのキャリバー「9F86」を搭載。第2時間帯を表示できるGMT機能を有していて、GMT針の時刻を合わせる際に時計を止めずに時針のみを修正できるのも特徴です。
第2時間帯の昼夜が一目でわかりやすいよう、ダイヤルリングの上下で異なる色をデザインしており、また、GMT針には時分針やインデックスと異なる青色のルミブライトを施すことで暗所での視認性も確保しています。
9Fクオーツならではとなる、針の動きの精度を高める「バックラッシュオートアジャスト機構」、太く重い針の搭載を可能にする「ツインパルス制御モーター」、一瞬で日付の変わる「瞬間日送り機構」など数々の機軸も搭載。20気圧防水と16000A/mという強化耐磁性能も備えています。
世界を相手にするアクティブなビジネスパーソンにぴったりな高級感あるクオーツGMTモデルは、今年にちなんだ2021本限定で6月10日より発売です。
同時に、「9F86」を搭載した9Fクオーツのレギュラーコレクション初のセラミックスベゼルモデル「Sport Collection クオーツGMT レギュラーモデル」(50万6000円)も登場。こちらは、レッドとブルーの差し色の2タイプをラインナップしています。
>> グランドセイコー「セイコー創業140周年記念限定モデル」
<文/&GP>
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