■5Gスマホは全7機種。カメラ性能を比べて選ぶのが得策
5Gスマホは、すでに発売中の機種を含めて7機種がラインナップされました。なお、5Gに使われる周波数帯には、6GHz未満の「Sub6」と、高周波数帯の「ミリ波」がありますが、全機種がSub6に対応し、Galaxy S21 Ultra 5GとXperia 1 IIIはミリ波にも対応しています。
▼ハイスペック
Galaxy S21 5G(サムスン電子製/発売中/9万9792円)
Galaxy S21 5G Olympic Game Edition(サムスン電子製/6月上旬以降発売予定)
Galaxy S21 Ultra 5G(サムスン電子製/発売中/15万1272円)※ミリ波対応
AQUOS R6(シャープ製/6月中旬以降発売予定)
Xperia 1 III(ソニー製/7月中旬以降発売予定)※ミリ波対応
▼ミドルレンジ
Galaxy A52 5G(サムスン電子製/6月中旬以降発売予定)
Xperia 10 III(ソニー製/6月中旬以降発売予定)
Galaxy S21 5Gは、約6.2インチのディスプレイを搭載。横幅は約71mmに抑えられており、片手でも操作しやすいことが利点。超広角+広角+望遠(光学3倍)のカメラは8Kビデオを撮影でき、インカメラと同時に撮影できる「ディレクターズビュー」機能も搭載。性能と使いやすさの両方を求める人でも満足できそうな印象です。
新たに発表された東京2020オリンピック記念モデルは、世界でドコモだけが発売。「ファントムブルー」という珍しいボディカラーを採用し、サイドフレームはゴールドカラー。ロック画面やアプリアイコンなどにもオリジナルデザインが採用されています。レア物好きは見逃せませんね。オンラインショップ限定販売で、価格は未定です。
Galaxy S21 Ultra 5Gは、約6.8インチの大画面で、1億800万画素をメインとする4眼カメラを搭載。光学10倍×デジタル10倍の最大100倍でのズーム撮影が可能で、AIによる超解像技術により、肉眼では読み取れない遠くにある小さな文字をズームで確認することもできます。Galaxy Sシリーズで初めてSペンに対応し、アナログの手帳とペンの感覚でメモを取ったりできることも利点。とにかく、最もスペックが高いスマホが欲しい! という人はこれ一択でしょう。
AQOUS R6は、ライカが監修したカメラシステムを搭載。高級コンパクトカメラに搭載されるものと同サイズの1インチの画像センサーを採用し、ライカブランドの「ズミクロン」レンズを搭載。従来モデルから大幅な画質向上を期待できます。最大120Hz駆動で、なおかつ省エネ性にすぐれた「Pro IGZO OLED」ディスプレイや、ワンタッチで登録できて瞬時にロック解除ができる最新の指紋センサーも備えています。価格は未定ですが、「ライカのカメラを買うと思えば安い」と思える価格になるかもしれません。
Xperia 1 IIIは、超広角(16mm)、広角(24mm)に加えて、焦点距離が70mmと105mmに切り替えられる可変式望遠レンズを初搭載。構図の自由度が向上したことがアドバンテージ 。さらに、タップした被写体にピントを合わせ続ける機能など、カメラ性能がさらなる進化を遂げています。新機能「360 Spatial Sound」によって、ライブ会場にいるかのような臨場感のある音質で音楽を楽しめることも魅力。そもそもカメラや音楽性能が高く評価されていたXperia 1が、ついに完成形に達したという印象を受けました。
Galaxy A52 5Gは、比較的安い価格で販売される見通しですが、約6.5インチの有機ELディスプレイやステレオスピーカー、4眼カメラなど、平均的なユーザーには必要十分以上の仕様を備えています。被写体に約40mmまで近づいてマクロ撮影ができたり、3200万画素のインカメラで背景をぼかしてセルフィーが撮れるなど、カメラ性能の満足度も高そうです。
Xperia 10 IIIは、約6.0インチ画面を搭載し、横幅が約68mmとスリムなことが魅力。されど、4500mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、アプリやゲームを使うことが多い人にもおすすめ。ドコモオンラインショップでは限定カラーの「イエロー」も購入できます。