有機ELテレビの魅力といえば抜群の薄さと軽さ、そして豊かな色表現にあるのですが、一方で短所として指摘されることが多かったのが画面全体の暗さです。パネル自体が発光する有機ELは、バックライトを搭載する液晶テレビと比べると、どうしても明るさの面で劣ってしまうことが多いもの。
そこでLGエレクトロニクスでは、この課題を新開発の有機ELパネル「OLED evo」によって解決。従来とは異なる発光素材を用いることで色の再現性を改善し、さらに新レイヤーを付加することで、有機ELの短所とされていた明るさも向上。有機ELのメリットである鮮やかで緻密な色表現を、明るさとともに可能にしているのです。
この「OLED evo」を搭載しているのが、「OLED G1」シリーズこと「OLED 65G1PJA」(65インチ、予想実売価格:48万円前後)、「OLED 55G1PJA」(55インチ、同:35万円前後)の2モデル。
また、「OLED G1」シリーズのもうひとつのポイントと言えそうなのが、新開発のAI対応映像エンジン「α9 Gen4 AI Processor 4K」です。何百万もの映像ソースを読み込ませて学習したAIプロセッサーが、あらゆる映像をシーンに応じて最適な品質で美しく表現。さらに、映像ジャンルに合わせてサウンド品質も自動で最適化。ユーザーがいちいち設定を変えることなしに、迫力たっぷりのバーチャル5.1.2chサウンドを堪能できます。
他にも映画視聴時にうれしいDolby Atmos&Dolby Vision IQ対応、eARC・VRR・ALLMをサポートするHDMI2.1対応など、最先端のスペックを搭載。壁面との隙間をつくることなくぴったり密着させて設置できる「ギャラリーデザイン」採用で、壁掛けでの設置にも最適です。
なお同時発表の「OLED C1」シリーズは、薄型スリムな筐体にディンプルスピーカーを搭載。サイズは48インチから83インチまで展開されています。「OLED A1」シリーズは、Dolby Vision IQ、Dolby Atmosに対応ながらも手頃な価格を実現したスタンダードモデルです。
<文/&GP>
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