サイズは、外形寸法約35×38×41mm、重さはわずか約68g。一般的な45W出力充電器に比べた場合、約35%ものコンパクト化に成功しています。
プラグ部分は、携帯時には本体内側に折りたためるプラグ一体型で、出力ポートとして最大45W出力が可能なUSB PD対応のUSB Type-Cポートを1ポート搭載。小さなボディながらも最新スマホからノートPCまで、さまざまな機器への給電をこれ1台でまかなえるのです。
超コンパクトサイズの秘密は、数年前より次世代の半導体素材としてなにかと話題のGaN(窒化ガリウム)、そしてそのGaNの能力をさらに引き出すべく開発したAnkerの独自技術 “Anker GaN ll” にあります。
この“Anker GaN ll”は、米国Power Integrations製の最新電源ICを採用するとともに、スイッチング周波数を高めて電子部品を省サイズ化するというもの。加えて、この高周波化に伴って発生する熱やノイズは、内部基板を再設計することで解決。基準を満たす安全性・安定性はそのままに、いっそうのダウンサイジングを可能にしているのです。
今回発売された「Anker Nano ll 45W」は、その“Anker GaN II”搭載製品の第1弾となるもの。例えば、iPhone 12を全くのエンプティ状態から30分充電した場合、一般的な5W出力充電器と比べて約3倍もの速さで充電可能。複数の充電規格に対応した独自技術PowerIQ3.0(Gen2)の搭載により、MacBook AirやMacBook Proはもとより、PD対応のWindows PCの充電にも対応しています。
具体的なノートPCの対応機種は公式ページに示されているので、あらかじめ確認しておくと安心。7月以降には、更に高出力を可能にする65Wモデル(3990円)や、コンパクトサイ30Wモデル(2990円)の発売も予定しています。
機器を問わずに1台でスピード充電できるのは、特に複数のデバイスを日常的に併用する人、出張や外出が多い人なら絶対に重宝するはず。手持ちのデバイスに合わせて、重くかさばるアダプターを持ち歩かなくて済むだなんて、本当にいい時代になりました! 公式オンラインストアおよびAmazon、楽天市場、一部量販店店頭にて発売中です。
<文/&GP>
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