クラウドファンディングサイトKickstarterで20万ドル以上の出資を集めて商品化、CESイノベーションアワード2016を受賞した本製品。使い方はカンタン、幅5cmほどの細長い調理トレイに食材を入れ、シリコン製のフタを載せて本体に入れたら、あとは太陽光の下に置くだけ。
独特な形状をしたアルミフレームがリフレクターの役割を果たして太陽光を反射し、内部のガラス製真空管チューブに効率的に熱を収集して食材を調理、内部は調理中最大290度近くまで達する。
調理時間の目安は、ホットドックやパンケーキなら10〜20分、ジャーマンポテトで30〜40分、時間のかかる焼きいもでも1時間程度。食材の種類や大きさ、調理方法、また当日の天候などにもよるが、キャンプなら設営の準備をしている間に一品完成させることも可能というわけだ。
本体重量はおよそ3kg、収納時のサイズは約61×20×13cmと、従来型のパラボラタイプのソーラークッカーと比べてずっと軽量コンパクト。面倒な組み立て要らず。
また真空管チューブは耐熱・耐衝撃性の高い強化ガラス製、熱をほとんど通さないため、調理中(というか放置中)にうっかり本体に触れてしまっても大丈夫。高い保温性で、夕方作っておいた料理を夜温かいままでいただくこともできる。
冬場はもちろんのこと、氷点下でも太陽さえ出ていれば使用可能だ。
日本ではeSPORTSが販売取り扱い、5月から発売を開始。さぞお高いのでは……と思いきや、キャリーバッグ付きで3万9800円と意外と手の届く価格。同社サイトではレシピなども公開中。
正直、今すぐ試してみたい!
(文/&GP編集部)
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