どんどん繋がる「Wi-Fi EasyMesh」で隅々まで電波を届けます

まずは「メッシュWi-Fiってなんだっけ?」という人のために簡単におさらいを。従来の家庭内ネットワークでは、親機であるルーター1台に対して全ての端末からの通信が集中し、接続する機器が増えればそれだけ大きな負荷が親機にかかることになります。Wi-Fi 6など複数同時接続に強い規格も普及が進んでいますが、すべての端末が対応しているわけではありませんよね。

これに対してメッシュWi-Fiでは、親機となるルーターに対して複数の子機を設置することでデータ通信処理を分散。名前の通り網目のようにきめ細かな通信経路を作ることで、家のどこにいても最適な経路でスムーズにネットにアクセスできるようにしてくれます。

さて、翻ってバッファローの「WSR-5400AX6S」は、最新ワイヤレス規格 Wi-Fi 6に対応したプレミアムなWi-Fiルーター。店頭出荷は6月下旬を予定、カラーはベーシックなマットブラックと、ちょっと個性的なシャンパンゴールドの2色が用意されています。

まずワイヤレス通信に関しては、5GHzがワイドバンド160MHzに対応で最大4803Mbps、2.4GHzでは最大573Mbpsのハイスピードを実現(いずれも理論値)。また、有線通信においてもWAN側・LAN側とも最大1Gbpsの高速通信が可能。有線無線を問わず、あらゆる環境で快適なネット環境を実現できるルーターです。

とりわけ、Wi-Fi 6対応端末に対しては、通信速度や安定性を向上させるビームフォーミングに対応。移動中の端末も的確にとらえて最適な環境で接続できるから、サブスク配信で音楽を聴きながら家事をこなす、といったときでも通信が途切れることはありません。また、複数端末の通信を同時に処理できるMU-MIMOに対応。さらに、Wi-Fi 6高速化技術「OFDMA」にも対応するので、シーンを問わずに遅延のないスムーズな通信を可能にしてくれます。

さらに将来性を考えた時に大きなポイントとなりそうなのが、前述のメッシュ Wi-Fiの標準規格「Wi-Fi EasyMesh」への対応です。

かつてのメッシュWi-Fi技術は、メーカー各社によって規格が異なるために同社製機器同士でなければ利用できないという、ユーザーにとってはどうしても選択に躊躇せざるを得ない事情がありました。そこで無線LANの普及促進を図る業界団体・Wi-Fi Allianceが、数年前に標準規格として「Wi-Fi EasyMesh」を制定。規格が標準化したことで、製造元の違う製品同士でも拡張互換性が確保できるようになったのです。

バッファローでは、同社製のWi-Fi 6対応ルーターおよび中継機の全ラインナップを、この「Wi-Fi EasyMesh」に対応予定とのこと。今回紹介の「WSR-5400AX6S」も7月中旬頃にファームウェアアップデートにて対応を予定しています。

これから家族が増えたり、転居などで住環境が大きく変わる可能性がある場合には、機器同士の互換性に煩わされずに済むのは大きなメリット。まずは今のルーターと置き換えることで通信品質の向上を実感できるし、将来的に使用機器が増えたり通信品質が気になる場所が見つかったりすれば、必要に応じて「Wi-Fi EasyMesh」対応の中継機などをプラスすればOK。手軽かつ確実に手当てできるのはやっぱり安心です。

>> バッファロー「WSR-5400AX6S」

<文/&GP>

 

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