まず簡単におさらいしておくと、「Riiiver」とは、さまざまなデバイスを起点に、ヒト・モノ・コトを繋ごうとするシチズンのIoTプラットフォームのこと。IoTデバイスを中心に各種サービスを結びつけることで、それぞれのユーザーがスマホにダウンロードしたRiiiverアプリを使い、「あったらうれしいあんな機能、こんな機能」を、自身の手で手軽に作れるというもの。自分のライフスタイルに合わせた、“新しい「時」の体験”を、ユーザー自ら作れます。
これまで使用できるデバイスは一部のモデルに限定されていましたが、今回のラインナップ拡充を機に、シチズンでは現⾏モデルを含むRiiiver対応機種を、新たに「CITIZEN CONNECTED」ブランドとして改称。ラインナップ強化と活用シーンの拡大を図っています。
さて、今回発表された新製品「Eco-Drive W770」。従来Riiiver対応機種だった「Eco-Drive W510(旧称「Eco-Drive Riiiver」)」が、いかにもスマートデバイスらしいモダンで遊び心のあるデザインだったのに対し、7⽉1⽇より登場の新モデル「Eco-Drive W770」は、5モデルいずれもビジネスシーンにもフィットするシャープで洗練されたデザインが特徴的です。
全体的なデザインは、シチズン伝統の時計作りを思わせる上品でシックな佇まいですが、一方でメッセージやSNSの着信、スケジュールのリマインドなどを、音や振動、針の動きでそっとお知らせ。会議中や来客中にもさりげなく着信を確認でき、大事な知らせを見逃すことなくチェックできます。
またこのほか、既存のcal.W770搭載のBluetooth対応モデル「Eco-Drive Bluetooth W770」も、7⽉1⽇リリース予定の新アプリ「CITIZEN Eco-Drive W770」によってRiiiverに対応することが決定。使い慣れたデバイスで最新スマート機能を試せるのは、既存ユーザーにとってはかなりうれしいはず。実際に身につけてさまざまなシーンで活用してみることで、「これって便利かも!」なんて新鮮なアイデアが湧いてくるかもしれません。
一方、まったく別のアプローチから注目しておきたいのが、ソニー「wena 3」との連携です。
「wena 3」といえば、時計本体ではなくバンドのバックル部分に各種通知や電⼦マネー、ライフログ機能などを搭載するスマートウオッチ。スマート機能を時計本体ではなくバックル部分に備えるという大胆かつユニークな発想で、スマートウオッチの可能性を広げるものとして注目されています。
その「wena 3」が2021年夏に予定するアプリのアップデートでRiiiverと連携。これにより、例えばスマートリモコン「Nature Remo」経由での家電操作や、「SESAME」でのスマートロック解除など、すでにRiiiverで実現できるIoTサービスを「wena 3」でも使えるようになるのです。
これを機に、同じく7月1日より、シチズンコレクションより発売されるのが「CITIZEN COLLECTION wena 3 搭載モデル」。時計本体にはシチズンおなじみの光発電エコ・ドライブを、一方でバックル部分にはソニーの「wena 3」を搭載。アナログ時計本来の機能はそのままに、デジタル表⽰や⽇々の活動ログ、⾮接触決済といった現代的なニーズにも対応。本製品のために「wena 3」を搭載できるバンドが新たに開発され、快適な着⽤感にもこだわっています。
<文/&GP>
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